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25 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
都合によって真実を歪める心の病を解説,
By MM (北海道札幌市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 学者のウソ [ソフトバンク新書] (新書)
学者のウソ、というよりは学者の持つ潜在的な心の病を解説した書。人は自分に都合のいいことを信じ、都合の悪いことを排除しようとする。信じることが真実であれば問題ないが、そうでない場合は問題である。社会に対して大きな影響力を持つ学者が、真実と異なることを都合よく解釈し、社会を誤った方向へ導くとしたら、被る被害は深刻になると予想される。したがって、学者は理性的かつ客観的に事象をとらえ、分析することが必要であるが、現状はそうでない場合が多数見られる、という点を多くのデータ分析を根拠に示している。公共事業に先立つ経済効果などの予測はことごとく外れているが、これなどはいい例であろう。全体的に読みやすい。 減点材料は2点。フェミニズムに対する問題提起については非常に論理的であるが、本書の多くのページを割いており、これだけで違うタイトルの本が書けそうなほど。本書のタイトルであれば、多岐にわたってページ配分を考えた方がよいと思われた点。2点目、後半は前半とは異なり、推測が多く、それぞれの事柄に対する賛否両案を併記して検証していないなど、やや雑な展開になっている点で星一つ減点。 学者の病については、『超常現象をなぜ信じるのか(菊池聡著)』や『平気でうそをつく人たち(Mスコット・ペック著)』の第5章に通じる内容であり、これらを併読することを勧める。
29 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
メディアに翻弄されない見方を養う,
By 千葉晃 "B777" (東京都武蔵野市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 学者のウソ [ソフトバンク新書] (新書)
本書の要点は、メディア発信者の話を鵜呑みにしてはいけないということ。特に高学歴者は、自分の遂行したい目的と社会的なニーズとを混同させるという。学者の矛盾点のある発言を具体的にいくつか実名をあげ、週刊誌のような論調で正論を述べていた。学者も研究予算獲得のためにバイアスのかかった発言をするときがある、というものだ。フェアな学者はいったい誰なのか?という興味も湧いてきた。 175pの高度な仕事と「偽医者」の話も、なるほどと思った。途中、最近では珍しく左派論・右派論にもなり論旨から外れていきそうだったが、あとがきでうまく補正されて いて安心する。 著者はゼネラリストのようで、「何でもござれ」というタイプ。個人的に気に入ったのは電車の女性専用車両論。評者においてはその車両の存在があまり好きではなく、逆に男性専用車両ができたらそちらに意地でも乗りたい。 この本は、平日午後によくテレビを見られる方におすすめだと思う。いろいろな人の発言意図が読めるようになると、ウラがわかって人生面白く生きられるだろう。芸能人の離婚会見などの意図もいつかお気づきになると思う。
25 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
健全な学問にするために,
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レビュー対象商品: 学者のウソ [ソフトバンク新書] (新書)
一言で言ってしまえば、学問・学者の倫理の低下、ならびにエリートの問題を指摘する本。やたらとフェミニズムを攻撃するので、フェミニストは読むと不快だろうが、そうでなければまあふつうな感じの本。 要するに、マスメディアや学者の流してきたウソや欺瞞を暴いて、見破り方を教えてくれる本。 ただ、「言論責任保証」の制度を提唱し、しかも口先だけでなくてきちんと実行に移している点は(本の内容というより、筆者にたいして)大変評価できる。
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