文章が平易で読みやすく、先行研究も豊富に紹介されていてわかりやすいという点で入門書ではありますが、高度な内容も扱っています。
大学学部レベルで本書に書かれている内容を全て飲み込んだら、日本の学習心理学シーンにおいてエリートコースを進み始めたと考えてもよいのではないでしょうか。
それだけ学習心理学を志す人間が少ないということはあると思いますが。
学習心理学について既に一応は理解している人にとっても本書を開く価値はあります。
ヒルとヒトの条件づけデータを並べたグラフやタコの模倣学習など、事例紹介に著者らのこだわりや造詣の深さをうかがうことができて楽しめます。
さすがとしかいいようのない1冊です。