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学歴分断社会 (ちくま新書)
 
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学歴分断社会 (ちくま新書) [新書]

吉川 徹
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

これが格差の正体だ!
この先どうなる?

内容(「BOOK」データベースより)

日本の大卒層と非大卒層―。全人口におけるその割合は、ほぼ同数となってきた。しかもそれは今後も続く。これが本書の言う、学歴分断社会である。そして大卒/非大卒という分断線こそが、さまざまな格差を生む。学歴分断社会は、どのようにして生じたのか。そこに解決すべき問題はないのか。最新かつ最大規模の社会調査データを活用し、気鋭の社会学者がこれまでタブー視されてきたこの領域に鋭く切り込む。

登録情報

  • 新書: 229ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2009/03)
  • ISBN-10: 4480064796
  • ISBN-13: 978-4480064790
  • 発売日: 2009/03
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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49 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:新書
「学歴」は多くの人にとって微妙な問題であり、「今は学歴ではなく実力の時代ですよね」といった無難な言説がまかり通っている。だが本当にそうか? 計量社会学者である著者は、大学卒と非大学卒が人口を等分しつつある日本社会において、この両者の「分断線」を丁寧に分析する。「実力の時代」とは言っても、大卒と高卒は当初から賃金水準が異なり、大卒は働く期間が4年短くても生涯賃金は1.2〜1.5倍も多い。学歴は社会「公認の格差発生装置」なのである。一流大学間の優劣の品定めや、幼児の「お受験熱」などの表層問題ではなく、大卒と非大卒が人口の半々で均衡し、それが固定化する社会、これが現代日本の新しい問題を引き起こしている。高度成長期のしばらく後までは、進学率の上昇によって、子供の学歴が親を上回る「学歴上昇メリット」が多くの家庭にあった。それが「一億総中流社会」の明るさだった。だが今は、大卒の両親が増え、その子供のうち3人に2人は大学に進学するが、1人は進学しない。子が20代の統計では、親が大卒・子が非大卒という「学歴下降家族」がすでに13%に達している。親が非大卒・子も非大卒は38%、親が大卒・子も大卒は26%、親は非大卒・子が大卒は23%。この、13+38対26+23という半々の均衡が、社会における格差の発生に大きく関わり、またモンスターペアレントなどの学校問題を引き起こしている。というのも、親子の学歴再生産構造によって、親が初等教育に求めるものが、進学塾的なものか託児所的なものかに分裂し、小中学校は対立する親の要求に引き裂かれるからである。「豊かさ」「格差」「不平等」といった概念を相互に区別し、厳密に定義する著者の冷静さも光っている。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
なるほど 2009/3/29
By Zaan
形式:新書
偏差値の高い大学を出てもそれで生涯獲得賃金がそれほど高くなるわけではない、
下手に大学院に行くと就職先がなくなるなど、学校歴・学歴社会を否定する話
ばかり聞かされてきた身としては、かなり新鮮な内容だった。

大卒と高卒との間に分断線があるというのは、中学まで田舎の公立学校に
通っていた私には、初めピンと来なかった。
中学時代に仲が良かった連中の中には、大学に進学していない奴が多数いたからだ。
しかし、言われてみると、現在、普段言葉を交わす相手の中に高卒の人はいない。
もしかしたら、著者の指摘は正鵠を射ているのかもしれないと思わされた。

ただ、大企業社員と中小企業社員、正社員と非正規社員との間に身分差と
言ってもよいくらいの差があり、その差こそが重要な差であるというのが
私の実感だが、その差は大卒と高卒の差とは直接の関係はないと思われる。
その点で、まだ著者の主張には納得しきれずにいる。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By マキャベリ大将2号 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
以前、『学歴社会の真実』という本を読んだ時に、
真実がはっきりしなくてモヤモヤ感が残っていたが、
こちらの本でかなりスッキリした。

学歴は正規の格差生成装置…
ナーバスな問題なので、直接的に学歴をクチにする人は
あまりいなくなったようだが、実は『ある』と思っていた。

「高卒?だいじょーぶ大丈夫、世の中、実力だよ、スキルだよ」
などと言いつつも、言っている本人は立派な大卒者…
実質的な差は歴然としているはず。
ちょっと名の知れた企業の役員名簿の最終学歴を見てみれば
一発で分かる。高卒者がどれだけ居るか…

18歳での大きな人生の岐路…
大卒、非大卒(専門卒含む)の境界線を学歴分断層というのは
成程良く分かるし、
最近の傾向大卒同士での『学校歴』の逆転は可能だが、
非大卒が大卒を逆転するは困難…も確かにある…

特に不況における就職競争状態では、
履歴書の段で、『高卒は大卒に競り負ける…』
残念ながら、これも言い当てています。

当面、日本社会における結論としては、
大学に行けるのであれば、行っておいた方が良い。
自分探しなどもけっこう、遊んでいてもいいから、
とりあえず大学には入っておけ!
ということになると思います。

よっぽど、技能、技術、アイデアなどに
長けていなければ、『会社員において』の高卒以下はきつい…
なんだかんだ言っても、10代を如何に過ごすかが
『人生のカギ』のようですね…
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非常に冷静で切れ味のよい分析である。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: sn71August
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投稿日: 2009/5/23 投稿者: 松下重悳
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