複雑に入り組んだ校内を、厳正なルールの下に駆け回り、タイムを競う「階段部」。
あるときはコースを限定し、あるときは通過ポイントだけを決め、あるときは階段の上り回数・下り回数に制約を課す。
レース中に人とぶつかりかけたらきちんと謝り、ゴミ箱を倒せばきちんと掃除。
体力が求められるのはもちろん、他の部活動やイベントなどで刻一刻と変化する校内の状況を瞬時に把握しルートを決める、機転と判断力も求められる。
そんな「階段部」に新入部員として加わることになる、1人の少年を主人公に据えて物語は始まります。
大した意味も目的もないけど妙に惹きつけられる遊びってのはたくさんありますが、その1つを突き詰めるとこうなるんですね。
そして、それを突き詰めた末には何かしら見えてくるものはありますし、意外にそれが意味と目的を持った「何か」だったりするから不思議です。
というわけで、そういう作品です。
手軽に読めた割りに大変面白かった。
☆4つでオススメです。
☆1つ分のマイナスについては以下の通り。
主人公が階段部入部を決意するまでの心境の変化が、イマイチよく伝わってこなかったこと。
いや、一応描かれてはいるのですが、入部をあれだけ嫌がってたのを翻した割には、ちょっとその辺りを軽く扱いすぎじゃないでしょうか。
この手のマンガの見せ場の1つだと思うだけに、少しだけ残念でした。