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学校のセンセイ (ポプラ文庫)
 
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学校のセンセイ (ポプラ文庫) [文庫]

飛鳥井 千砂
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

なんとなく高校の社会科教師になってしまった桐原。行動原理はすべて「面倒くさい」。適当に“センセイ”をやろうとするものの、なぜか問題を抱えた生徒や教師、そして友人たちが面倒ごとを持ち込んできて…小説すばる新人賞作家が描く、新しい青春小説の誕生。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

飛鳥井 千砂
1979年北海道生まれ。2005年『はるがいったら』で第18回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。瑞々しい文体と現代の若者をリアルに描く描写力で注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 333ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2010/10/6)
  • ISBN-10: 4591120988
  • ISBN-13: 978-4591120989
  • 発売日: 2010/10/6
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 23,370位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
 自他共に認めるキング・オブ・めんどくさがりやの名古屋の高校教師、桐原。彼は大学を卒業後、塾講師を経て、私立高校の教師になって2年目。同世代のちょっと不器用な先生たちや、高校の友人、それから、隣に住む奇抜な格好をしたやっぱり同世代の女性と、その一方で高校生と接するうち、日ごろ感じる違和感の正体のようなものに気づく。
 私も高校からあんまりビジョンも立てずたらたら生きてしまったので、高校生のときから何も変わってないような気がしていたけど、自覚してるかどうかは別として、やっぱりあのころの自分と今とではあきらかに違うし、どこか線があるはずなんだと思いました。この感覚、うまいなあって思った本でした。
 
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
飛鳥井さんのデビュー作「はるがいったら」が
なかなかの好著だったので、こちらも読みました。

前作はデパート勤務の女性が主人公ですが、
今作は高校のセンセイである男性が主人公。

まず主人公の口調が非常にいまどきの若い男の人っぽくって、
『あれ? 著者って実は男性だったっけ?』と
ちょっとびっくりしたのですが、
それが無理した男口調で書いてある感じがなく、
すごくリアリティがあって、
「こういう先生いるかもなぁ」と思い始めたら、
一気に世界に引き込まれてどんどん読めました。

ひとくくりに“教師”と言っても、
ベテランもいたり、まじめすぎて自分の首を絞めてる人もいたり、
幼稚な人もいたり、森田健作みたいに熱血になれない人もいたり。

主人公・桐原センセイは、その非熱血な部類に属し、
「面倒くさい」が口癖で、
夢や希望に燃えているわけでもなく、
教職という職に就いたという、クールなスタンスの持ち主ですが、
あるちょっとした生徒の問題をきっかけに、
彼の仕事への向き合い方が少ーしだけ変わるというお話です。

主人公をはじめ、恋愛熱心な女友達や、けなげな教師、コドモでオトナな生徒たちなど、
登場人物にちゃんと血肉の通った描写をする書き方に好感が持てました。

なかでも、ツィギーを彷彿とさせる風貌のご近所さんとのエピソードに、
安易でベタな恋愛に走らせない著者の巧みならざる構成力と筆力を感じました。

(一箇所だけ、フレッシュマンの集団をフレッシュマンズと形容している文章に
文法あってるのか? とツッコミ入れてしまいましたが、わざと?)

エンディングも納得のいく幕切れで、
ある生徒に本音で話す桐原センセイに、
『でら格好エエがね』(舞台は名古屋)と名古屋弁でエールを送ってしまいました。

まずは、今まさに「学校のセンセイ」をしている友達に
貸してあげて、この本の感想を聞きたいと思います。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
そつなく高校教師という職業をこなす主人公桐原。
飲み友達の女の中川、まじめすぎる先輩センセイの永野、
非常識な同僚センセイの吉田などが絡みあいながら物語は進む。
物語というより、本当にセンセイの日常を垣間見ている感じ。
センセイを漢字で先生と書かないのは、
熱血教師であるわけではないし、この話自体も熱血教師物語ではない。
センセイの先生としての日常と仕事ではない普段の時の日常が
とても上手に描かれている。
そして、そこにポスターカラーのように派手なミニスカート女も
登場して、ただの日常ではなく、その女は一体??みたいな謎も
絡んできて、とても面白い。次は!次は!と推理小説でもないのに
続きが読みたくて仕方なくなる。
文句なしに面白かった。読後感もすっきりで、お勧めの一作。
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