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34 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
伊藤正雄氏の校注が素晴らしい,
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レビュー対象商品: 学問のすゝめ (講談社学術文庫) (文庫)
福沢諭吉の「学問のすすめ」は、冒頭の「『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』といえり。」は有名で知らない人は殆どいないであろう。しかし、全文を読んだ人は少ないのではないだろうか。かくいう小生もその一人である。西洋の衝撃のもとに明治維新が実行され、国民国家形成が喫緊の要事となった。ここに初めて誕生した国民(士族を含めて平民)は、徳川時代のように“お上”に従っていればよいというのではなく、独立した国民としてふるまうことが求められ、その結果、国家の独立も達成される。「学問のすすめ」は狭い意味での勉強・学問のすすめというより、維新後の新しい国民(庶民)の生き方(勤労、倫理)の格好の教科書というにふさわしい。中村正直のスマイルズ「西国立志編」(生き方の見本が示されている)と並んで、明治初期のベストセラー書となったそうであるが、庶民にそれを受け入れるだけの土壌が江戸末期にあったともいえよう。国家と国民という概念に“揺らぎ”も散見される現在、もう一度、読んでみる価値があるのではないか? 本書は伊藤正雄氏による完璧な校注がなされており、原文にないルビや句読点を付いて、とても読みやすい。段落ごとに丁寧な注がついており、中学生にも十分、読んでかつ理解することができよう。さらに巻末には長文の解説と年譜があり、これから福沢諭吉を勉強してみたい人には好都合である。
50 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
明治→平成 時代を超えた必読書,
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レビュー対象商品: 学問のすゝめ (岩波文庫) (文庫)
『天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず』この文章は本書の冒頭第一文にあり、学問のすすめと言えばこれを思い起こす人も多いだろう。 しかし著者の最も言いたいことはこの文章ではない。 冒頭の文は、今の世の中の機会均等という性質を言っているにすぎない。 機会均等すなわち、誰にでもチャンスはあるんだから努力して学問しないともったいないではないか、というのが著者の本当の主張したい点である。 ここからさらに派生して、本書では、我々が社会の一員としてより豊かな人生を送るために「最低限」必要かつ超重要な事項が多く書き記されてある。 人間として、そして特に日本人として現代を生き抜きたいという意気込みを持っている人(あるいは持てないでいる人も)、一度は読んでみる価値あり。
45 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
あまりにも有名な福沢諭吉の本,
レビュー対象商品: 学問のすゝめ (岩波文庫) (文庫)
今月、1000、5000円札紙幣の肖像は変更したが、10000円の福沢諭吉像だけは変わっていないように、 通貨は国家主権を象徴するものであるという点からは、 福沢諭吉は日本の歴史上の人物として最も重要な人物の一人で あると言えるだろう。 この本には非常に読みやすい字体で、 個人的には、今ではゆとり教育に代表されるよう、 福沢諭吉に少しでも興味を持たれた方にはぜひお勧めしたい一冊。
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