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43 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
今こそ読みたい学問のすすめ,
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レビュー対象商品: 学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) (新書)
福沢諭吉の名著を斎藤孝が現代語訳し、現代の文脈の中で蘇らせた一冊。人間の平等をうたいあげ、区別するのは学問だけだとする。それは主に実学のことであり、人々はそれぞれの責務をまっとうし、個人の自立を目指す。自由と分限とを守り、国家と協力して正義や秩序のために法を守る。 そのことが国家の平等や自立につながる。洋学者に期待するところは大きいが、西洋礼賛でも困る。あくまで是々非々主義でいかねばならない。物事の理非を判断する力を持ち、向上心をもって競争に励む。男女は同権であり、観察や推理にもとづく科学的精神を持ち、品性を磨き、経済的感覚を持たねばならない・・・。 ざっとポイントを並べただけでもこれだけである。当時の情勢にあって日本が必要な近代の精神を説いたものである。個人主義、国民主義、立法主義、法治主義、合理主義・・・近代を近代たらしめるキーワードに満ちている。「古臭い」というイメージがあるかもしれないが、むしろ極めて進歩的というべきであろう。 斎藤氏の解釈もおみごと。「個」「公」「国」が矛盾なく良い方向に動く「福沢スタイル」を論じている。疲れ切った日本であるが、今一度読み直す価値があるのは確かである。
62 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
超有名な名著を現代語訳でどうぞ,
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レビュー対象商品: 学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) (新書)
あの齋藤孝氏があの福沢諭吉のベストセラーを現代語訳した一冊。あまりにも有名な一説「天は人の上に…」は小学生でも諳んじられるのですが、それでは、その原典を読んだ人はどのくらいいるのか?という著者の問題意識から本書は生まれました。た。もちろん、私も未読でしたが、その理由のひとつには、この手の本で定番ともいえる岩波文庫がどうにも手に取りにくい(読みにくい)というのがあったように思います。 本書では、齋藤氏の表現がかなりくだけていて、現代に書かれたかのような錯覚に陥るほど読みやすいです(どこまで原典に忠実な表現なのかは私には分かりませんが)。しかし、そう思わせるのは訳文よりもむしろ書かれている内容がすばらしいからに他なりません。 ついこの間までサムライの時代だった明治初期に、これだけの思想と表現力をもつ人間が日本に現れたというのはある意味では奇跡のように思います。 表題のイメージから「勉強が大事ですよ」的な内容かと思いきや、人が生まれながらに平等であるという有名な一説以外にも、国民と国家の関係、法治主義国家の理想まで語られている秀逸な評論文であり、かつ、自己啓発的な側面ももった内容になっています。 日本人が日本人としての誇りと義務感をもって世界の一員として生きるべし、と教えてくれている本書。中高生の教科書には必掲だと思うくらい、若い人に是非読んで欲しい一冊です。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
現代語になっているため非常にわかりやすい! 一読の価値あり!,
レビュー対象商品: 学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書) (新書)
名前と冒頭は非常に有名だけれども、肝心の中身について知る人の少ない「学問のすすめ」。私は「天は人の上に人を造らず」「学問を勤めて物事をよく知るものは貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるのだ」という冒頭部分のみ知っていたため、「幕府の時代と違って生まれはみな平等なのだから、豊かになるために勉強をするように」というような内容の本だと漠然と思っていました。 しかし、今回内容を読んでみて驚きました。上の冒頭部分は本全体のまとめではなく、ただの冒頭にすぎません。本全体で述べていることは、人間は生きていくうえでどうあるべきか、国と個人との関係はどうあるべきかといった内容です。「国家との関連を考えたあるべき人間の生き方」を、さまざまな側面から、激動の時代を生きた福沢諭吉が迫力をもって語りかけてきます。 一度読み始めると手が止まらず、本当にあっという間に読み終わってしまいます。損はしないので、騙されたと思ってぜひ読んでみてください。
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