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学力低下論争 (ちくま新書)
 
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学力低下論争 (ちくま新書) [新書]

市川 伸一
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

分数ができない大学生、勉強時間の顕著な減少。いま子どもたちの学力が低下している…。こうしたショッキングな見解をめぐり激化した学力低下論争の背景には、実に多様な争点が複雑に絡みあっている。本書は、各論者の主張を丹念にたどりつつ、彼らの役割意識や動機までをも考慮することで、学力低下論争の構図を明快にときほぐす。さらには、論争を踏まえた上で、「『ゆとり』より『みのり』ある教育」を提唱する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

市川 伸一
1953年東京都に生まれる。東京大学文学部卒業。埼玉大学、東京工業大学を経て、現在、東京大学大学院教育学研究科教授。文学博士。専攻は認知心理学、教育心理学。学習、推論、理解といったテーマを、教育実践と関わりながら研究している。教育課程審議会、中央教育審議会等の各種委員会にも参加してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 252ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2002/08)
  • ISBN-10: 4480059598
  • ISBN-13: 978-4480059598
  • 発売日: 2002/08
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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By 兵卒
形式:新書
学力低下論争を中立的な立場からまとめた本です。

著者は序章において、「学力低下について悲観的か楽観的か」「教育改革に賛成するか否か」という二つの軸を使って論者の立場を整理し、論者は主に3つの立場に分かれることを示してくれます。このまとめが非常にわかりやすい!

学力低下論争は、「学力は低下しているか?」という問い以前に、「そもそも学力とは何か?」といった基本的なところで食い違いがあり、様々な見解を読み比べて見ても、いまいち議論がかみ合ってなくて混乱してしまいがちです。

しかし、本書を地図にして読み返してみると、そのような食い違いが起こっている原因を含めて議論がすっきり整理できるようになる。

一冊目に読むべき本か、それともある程度論争に関する本を読んだあとでまとめ的に読むべき本か、ちょっと判断がつきませんが、私のように論争の迷路に迷い込んでしまった方は、本書を手にもう一度論争本を読み直してみてはいかがでしょうか。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By BCKT
形式:新書
著者は,1953年(東京都)生まれ。東京大学文学部卒業。埼玉大学,東京工業大学を経て,刊行時点では東京大学(教授)。文学博士。専攻は認知心理学,教育心理学。教育課程審議会,中央教育審議会等の各種委員会にも参加。啓蒙書類の著作は多い。手許のは2年間で5刷。売れていると思う。

学力低下論争の新書版論争史(99〜02年)。プロ向きではないが,研究者には必読だろう。引用が多く,手堅い論述となっている。論争に参加しているためにどうしても持論を展開しがちと推測されるが,著者がこれには禁欲している点が本書の客観性を支えている。

主要論者の特定とその主張内容や論拠などが手堅く整理されており,参考文献(246-52頁)では取り上げた著作が一覧できる。研究者による論争整理としてはきわめて誠実。そのうえで評価と批判が著者独自の観点からされている。独自の提言(終章)もある。

望蜀の謗りをあえて犯せば,旧学力論争を整理しておれば申し分なし。残念。(495字)
このレビューは参考になりましたか?
17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 本書は学力低下論争に関する適切なレビューであるだけでなく、単純なゆとり教育反対論(=学力低下論)や単純なゆとり教育賛成論(=学力低下はないとする論)とは一線を画した筆者独自の見解を明確にした本である。

 学力低下論争ではセンセーショナルな学力低下論者の発言ばかりが目立つが、それ以外にも様々な立場から様々な主張が行われていることは論争をしっかりとフォローしていかない限り把握できない。本書はそういった意味で学力低下論争の動きを非常に適切に整理しており非常に便利である。

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