最近の学校の先生は、子どもの主体性や考える力の育成を尊重するあまり、基礎的基本的なことを「教えない」という風潮があります。教師が何も教えなくて、ただ子どもに考えさせるだけでは子どもに何の力も身につきません。ですから、基礎基本はきちっと教師が教えるべきです。
もちろん、1から10まで教師がすべて教えていたのでは、子どもが受け身になってしまうのでそれはよくありません。だったら、1から8までは教師が教えて、9と10は子どもに考えさせる。このような教えることと考えさせることのバランスが大切なのではないでしょうか?
本書はこうした、現場教師の指導力の不備を指摘し、また今後の指導のあり方までについて言及した、大変興味深い一冊である。