カント「啓蒙とは何か」に啓蒙とは各人が自分の頭で考えるようにすること、との記述があります。本書はその発展形です。
ポイント:
・少数意見の存在を認めない社会は脆弱。
・当局はeuphemism(例:"戦争"→"有事"という言い換え)を使う。
・治安維持法は大正デモクラシ真っ盛りの1925年に
できた。すぐに使われたのではなく1930年代半ばから
予防拘禁制と共に使われた。
・2002年に審議された自衛隊法改正は、政府が徴兵や
土地・家屋接収を勝手にできるようにするための
変更(従わないと逮捕される)
・沈黙は承認と見なされてしまう。
・今、軍備増強に反対しないならば、過去に遡って
15年戦争や原爆投下の責任もその人にあることに
なる。
少し昔に、安倍政権が遺した
・教育基本法変更(国歌・国旗の強制)
・防衛庁の省昇格
・憲法変更の容易化
で今後徐々に日本が自滅していく未来を予測しているようです。(結果として一部の人達が目先の利益を得るだけなのは歴史の示す所です)
日本文化の「皆で海の中へ行進して集団自殺する」習性を修正するには、加藤周一氏が行ったような絶え間ないパブリケーションやSocial Meida等による意見交換が大事だと思います。