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学ぶこと思うこと (岩波ブックレット)
 
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学ぶこと思うこと (岩波ブックレット) [単行本]

加藤 周一
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

ひとはなにを,なんのために学ぶのか.長い歴史のなかで培われてきた知識や経験をどのように受けとめるべきなのか,重要なポイントを明快に指摘すると同時に,知識を生かしていくためには,学ぶひとの現実世界とのかかわり方が大切であると語りかける.これから多くを学んでいく若い世代へ向けた,著者からの熱いメッセージ.

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

加藤 周一
1919年東京生まれ。東京大学医学部卒業。文芸評論家・作家。1951年渡仏、55年帰国。医師をしながら「日本文化の雑種性」などを発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 55ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2003/1/17)
  • ISBN-10: 4000092863
  • ISBN-13: 978-4000092869
  • 発売日: 2003/1/17
  • 商品の寸法: 20.6 x 14.4 x 0.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By くま
形式:単行本
02年6月に東京大学教養学部学生自治会が新歓企画で加藤周一を迎えて行った講演会の記録である。東大生を相手にしているためか、わりと堅苦しい話から始める。すなわち『学びて思わざればくらし、思いて学ばざればあやうし』これは『論語』の中の言葉である。更には『学ぶためには何が必要か』という話に発展させる。

しかし加藤が一般的な『学問の心得』の話で終らすはずが無い。それはつまり『学びて思わざればくらし』にも通じる。加藤は自分自身が持つ『問題意識』を学生にぶつける。「若者にも歴史に対する責任はあるか」「個人と組織の関係をどう考えるか」。

ここでは歴史的に見て現代日本を強烈に批判しています。若者一般に対する加藤の『願い』が色濃く出ているブックレットでした。

このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By D.K.
形式:単行本
勉強は、なにも机上で覚えた知識をアウトプットするだけのものではなくて、はじめに問題意識(=思うこと)ありき。そこからはじめて学ぶことがスタートするんだ、という当たりまえのことを、至極簡潔明快に示している。ちょうど社会人になったころに読んだが、日々のルーティン・ワークに絆されることなく、内省を繰り返しながら1日1日を過ごしていきたいと感じたことを覚えている。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Utah
形式:単行本|Amazonが確認した購入
カント「啓蒙とは何か」に啓蒙とは各人が自分の頭で考えるようにすること、との記述があります。本書はその発展形です。

ポイント:
・少数意見の存在を認めない社会は脆弱。
・当局はeuphemism(例:"戦争"→"有事"という言い換え)を使う。
・治安維持法は大正デモクラシ真っ盛りの1925年に
 できた。すぐに使われたのではなく1930年代半ばから
 予防拘禁制と共に使われた。
・2002年に審議された自衛隊法改正は、政府が徴兵や
 土地・家屋接収を勝手にできるようにするための
 変更(従わないと逮捕される)
・沈黙は承認と見なされてしまう。
・今、軍備増強に反対しないならば、過去に遡って
 15年戦争や原爆投下の責任もその人にあることに
 なる。

少し昔に、安倍政権が遺した
・教育基本法変更(国歌・国旗の強制)
・防衛庁の省昇格
・憲法変更の容易化
で今後徐々に日本が自滅していく未来を予測しているようです。(結果として一部の人達が目先の利益を得るだけなのは歴史の示す所です)

日本文化の「皆で海の中へ行進して集団自殺する」習性を修正するには、加藤周一氏が行ったような絶え間ないパブリケーションやSocial Meida等による意見交換が大事だと思います。
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