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孤狼―刑事・鳴沢了 (中公文庫)
 
 

孤狼―刑事・鳴沢了 (中公文庫) [文庫]

堂場 瞬一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

警官が一人自殺し、一人行方不明となった。本庁の理事官に呼ばれた鳴沢は、事件を追うことに……縺れた糸は、警察の内部腐敗問題へと繋がっていくのだった

内容(「BOOK」データベースより)

一人の刑事が死に、一人が失踪した。本庁の理事官に呼ばれた鳴沢了は、新たな相棒と共に消えた刑事の捜索を命じられる。調べを進めるうちに明らかになる刑事達の不可解な行動。不審を抱く了の前に謎の組織が立ちはだかる。執拗な妨害、愛する人への脅迫―警察を辞めた冴を巻き込み事件は思わぬ展開を見せる。

登録情報

  • 文庫: 447ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2005/10)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4122046084
  • ISBN-13: 978-4122046085
  • 発売日: 2005/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 134,895位 (本のベストセラーを見る)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By I'll go to a place in the sun VINE™ メンバー
形式:文庫
この作品は、鳴沢シリーズ第4作目にあたる。
4作目にして、初めて警察小説といえる作品に仕上がっている。
鳴沢と相棒以外の警察の人間の描き方にやや弱さが見えるが、
ここまでの4作のうち、一番面白い。
鳴沢の人間的成長・魅力あふれる相棒の登場・小野寺との再会などがきっちり描かれ、
申し分ない出来である。
ところが、
「このミス」で、本作品が発表された2005・2006年度を確認したが、
ベスト10はおろか、20にも入っていない。
発行年月日が2005年10月であることから、ランキングとしては2006年度
のものに載るはずであるが、ランクインしていない。
私が読んだ同年度のランクインした作品
(3位震度0、4位愚か者死すべし、6位シリウスの道、10位うたう警官)
よりもはるかに面白いにもかかわらず。
プロットが似ている「うたう警官(現笑う警官)」と較べても、こちらのほうがはるかに上。
まさに読んで損はない作品である。

2008年5月の時点では、このシリーズは、
「当店のオススメ」という派手な帯がかけられて、書店に並べられている。
帯と、本の出来があまりにも乖離している場合も多いが、
このシリーズに限っては、帯を信用してよい。
第一作から順に読むことをお薦めする。

ほぼ一月前に、「雪虫」を読み、
レビューではずいぶん辛口のものを書いたが、
今では、いわゆる「名前買い」できる貴重な作家の一人である。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aquatio VINE™ メンバー
形式:文庫
主人公である刑事、鳴沢了のシリーズも巻を重ね4冊目となった。
了の生真面目さ、かたくなさは、時に読者としての自分にとっても重いものになっていた前作まで。
このままで行かれては、ちょっときついなぁ、とも感じていた。
作品のスピード感、緊張感、登場人物の魅力など、非常に期待するシリーズであるだけに、了がこのままどこに行ってしまうのか。気がかりになりつつあった。

と言うことで、本作も、謎といい、ドラマといい、アクションといい申し分のない作品でした。
そして何より、了の、時に余りのかたくなさ、生真面目さが人を寄せ付けない、そんな危惧を多少なりとも払拭してくれるストーリでほっとしました。
面白いことに、作品自体の流れは、その発端から最後まで、彼の時に人を寄せ付けない、生真面目さ、頑固さあってのものになっている。

よかった。
そして、これからもその本質的な生真面目さは変わらないまま、一方で、よき友人達に恵まれつつ、主人公が成長し充実した人生を過ごすことを期待したいのです。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぼん
形式:文庫
鳴沢了シリーズの第四作目です。

今作も一作目『雪虫』、二作目『破弾』と同様に謎の事件、ユニークな相棒、捜査によって浮かび上がる組織(今回は警察の内部派閥)という構図は変わりません。

ただ横山巡査が言っていた「鳴沢了は一人じゃない」という言葉通り彼の周りには確実に信頼できる人間が集ってきています。私個人的には二作目『破弾』での相棒冴が再登場してくれたことが嬉しかったりします^^

それだけでなく、冴の過去の事件の真相や、鳴沢と父親との関係の氷解など今作にはたくさんの見所があります!

また、鳴沢が聞き込み先で相手の胸倉をつかむ、といったハラハラも減ってきて、刑事としての成長が伺えるのもここまでシリーズを読んできた読者にとっては、成長した子どもを見守る親のような(?)気持ちで嬉しく思えてしまいます♪

警察の裏組織により、鳴沢の恋人たちが危険にさらされる場面では胸糞の悪さを覚えますが、すべての伏線が一本につながり、最後に鳴沢がある人物に一撃をくらわす場面では、もう最高の爽快感です!!

ここまでの三作品を読んできた読者も、この作品だけを読む読者も決して読んだことを後悔させない最高の刑事小説だと断言します!
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