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孤独の科学---人はなぜ寂しくなるのか
 
 

孤独の科学---人はなぜ寂しくなるのか [単行本]

ウィリアム・パトリック , ジョン・T・カシオポ , 柴田 裕之
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,940 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

脳と心のしくみから、遺伝と環境、進化のプロセス、病との関係、社会・経済的背景まで――様々な角度から孤独感のメカニズムを解明し、「つながり」を求める動物としての人間の本性に迫る。

内容(「BOOK」データベースより)

その孤独感には理由がある!脳と心のしくみから、遺伝と環境、進化のプロセス、病との関係、社会・経済的背景まで…「つながり」を求める動物としての人間―第一人者がさまざまな角度からその本性に迫る。

登録情報

  • 単行本: 374ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2010/1/20)
  • ISBN-10: 4309245064
  • ISBN-13: 978-4309245065
  • 発売日: 2010/1/20
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.5 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By しらま VINE™ メンバー
形式:単行本
英語の原題は『Lonliness: Human Nature and the Need for Social Connection』、つまり社会的につながることの重要性が本質的なテーマになっている。孤独というのはそのつながりが欠損している状態であるが、それによって引き起こされる問題は非常に多面的であり、本書の議論も多岐にわたっている。前半は社会的なつながりにまつわる生理学と脳科学の解説、中盤は人間にとっての社会的なつながりに関する生態学的・進化論的な考察、後半は健全な社会的なつながりを取り戻すための社会学的・心理学的な処方箋を論じており、幅広く知的好奇心を満たしてくれる。

現代社会に見られる孤独という問題は、技術的にも文化的にも個人の自立を促してきた文明の副作用であり、一見すると極めて社会学的な現象のように思える。しかし孤独感とは、実際には進化を通じて必然的に実装されてきた生理機能でもあり、それはヒトという種に固有の繁殖形態と生存環境に起因するという。事実、「自分は孤独である」という主観的感覚は、生理的基盤を通じて身体と認知機能に悪影響を及ぼし、結果として個人にも社会にも深刻な問題を引き起こす。

話題のネタになりそうな面白い話も豊富だ。例えば、身体的な接触という皮膚への刺激によって、孤独感を抑えるホルモンが分泌されるらしいが、それは消化器官という内面の皮膚への接触、つまり食事によっても同じ効果が得られるという。だから孤独な人は人恋しさからの過食で太りやすい、という嘘のような本当らしい話とか。

個人と社会の両面から孤独への対処法を説く終盤部分は、宗教や伝統の効用と起源に迫るようでもある。ただし、そこで語られているのは欧米社会の問題であるため、日本人の読者が自国や自分自身の問題に対してこの本から指針を得たいのであれば、当然、独自の仮説を構築する必要があるだろう。

あとは、孤独の裏返しである「拒絶の科学」もあるのなら読んでみたい。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ahum
形式:単行本
「孤独」をキーワードに、
孤独は、なぜうまれるのか?
そして、孤独になるとどうなるのか?
といった事が、
遺伝子的側面、脳的側面などの多角的切り口で
説明されてます。

そして、最後には孤独を避ける方法までも提示されてます。
そこに至る解答も、また興味深い。

そしてソーシャルメディア上における重要なキーワード「つながり」。
また、得にもならない情報をなぜ発信するのか?
なんて事も、垣間見えてきます。

それは、amazonでレビューを書く事も結局、そうなんですよね。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 団塊予備役 VINE™ メンバー
形式:単行本
孤独(この定義がまず、やや不明確です)そのものの説明でなく、人間は社会性のある生物なので孤独には耐えられないという孤独症候群(?)の解説とその回避方法を主に米国社会を暗黙的に中心に据えて説明しています。孤独であることの精神的ストレスとその結果生じる数々の弊害(それはまた身体の消耗にも直結する)、その原因はダーウィン的と言うか利己的遺伝的にと言うか社会性(孤独を避ける)がヒトに共有されていること、そして過去の社会実験や動物実験結果、心理理論などからも強調しています。更に現代の都市型集中・分断・競争社会がこれを悪化させていること、価値観を変える必要があること、社会性を深める思考、行動を取るべきことなどに言及しています。読後感として言い方が悪いかもしれませんが、それは何も今更言わずともの感、そうなのですがそれは結果、症候群であって原因ではなく、回避しようと言ってもそれがなかなかできないのが今の問題ではないかといった感があります。軽いセラピーを受けたような感じで本質的な解決ではないが取り敢えず少し心が軽くなったという気分でしょうか。しかしこういった書籍が出版されると言うことは、あのポジティブ(アグレッシブ?)なアメリカ人も結構心の中では不安と寂しさを感じていて日頃やせ我慢(肥満我慢でしょうかね?)をしているのだなと妙に納得。
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