本の成立も面白く,お店への取材もなく勝手な観察で書かれたはじめの本,増刷にあたりその後の出来事を追加した二冊目,再度の増刷にあたりHP上の日記+αを元に書き足した本冊と,前冊の後に後日談等を書き増す形でできあがっている.いろんなスタイルのお店があって良いと思うが,町中の地域の人の生活に密着したラーメン屋というのは,江ぐちのように,飽きの来ない味とリーズナブルな価格,そして何よりお店や従業員さんそしてお客さんが混然一体となって作り出す雰囲気があって欲しい.筆者の方のお店に対する接し方は自分に通じるものがあって共感を覚えた.お店に入って店員さんとは目でさりげなく挨拶,肩肘張らず,くつろいで,時にはマンガでも読みながらズズッとすすって,ああ美味しい,食べに来て良かったといえるようなお店が身近にあるって良いことだと感じた.