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114 人中、107人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
都会で働くリーマンのためのグルメ指南,
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レビュー対象商品: 孤独のグルメ (扶桑社文庫) (文庫)
不思議なマンガである。1話8ページ程度の読みきり形式。主人公である中年男が行く先々で食事をする。筋らしい筋は ない。グルメ漫画のような、食べ物に対するもっともらしい 説明もない。有名な店にも行かない。また、行列に並ぶよう なことはしない。街のどこにでもある食堂のありふれた料理 を食べる。豚肉炒めライス、シュウマイ、ハンバーグ・ラン チ等々。 文字にするとなんともそっけないものだが、何度も読み返 したい気持ちに駆られる。なぜだろうか。 その秘密はタイトルに隠されている気がする。「孤独のグ ルメ」の響きに寂しげな印象を受けるが、全然そんなことは ない。むしろ、都会人が享受できる「癒し」なのである。 都会が田舎に比べて長じている点は匿名性と選択の幅である。 自分の存在を消せる町があり、たくさんの食堂がある。 テイクアウトして公園で食べてもいい。自分自身で食事空間 を簡単にコーディネートできる自由を持っているのだ。 お仕着せのない、時間と空間を大切にした食事。それを 夢中で掻きこむところがとても美味そうなのだ。谷口ジロー の確かな画力がなせる技であるのはいうまでもない。 闇雲に行列に並ぶ人達は本当にグルメなのだろうか。 そもそも、食事とは単に食べるだけの行為ではないように思 う。空間や時間もとても大切な要素である。そして、誰にも 邪魔されない、つかの間の孤独。せわしなく、ほっとかれな い都会人にとっての貴重なひとときである。 この作品は平成6年から8年にかけてPANJAという雑誌に 連載された。2000年文庫となり、ひっそりと版を重ねている。
193 人中、180人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これはいい本だ 実に面白い・・・昔読んだ文庫版よりずっと面白い・・・,
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レビュー対象商品: 孤独のグルメ 【新装版】 (コミック)
いちいち憎い名セリフ及び名シチュエーションが多い!ちょっと挙げるだけでも 「ここに並んだ大量のおつまみがすべておかずとして立ち上がってくる」 ←頼みすぎたつまみを処理すべく、ご飯を頼んで 「このワザとらしいメロン味!」 ←メロンソーダを飲んで 「持ち帰り!そういうのもあるのか」 ←定食屋で意外な注文方法をみて 「・・・いかんな、タイミングがズレてる」 ←回転寿司で、職人と意思疎通できなくて etc.etc 何人の人が読後に日本のどこかで同じ情景を味わい そして再び孤独のグルメの魅力を噛み締めた事でしょうか 回転寿しを食べて、ダンディに 「ラストの二枚・・・あれが効いたな」 って(笑 一話一話に劇的な山場はほとんど訪れません(大山のアームロックぐらい?) ですが”食いモノ”としては必須である”美味しそうな描写”は備えつつも、 必要以上に多くは語らないこのハードボイルドさ。 必ず読後に誰かと感想の共有化を求めたくなる、そんな素敵な一冊です けど・・・どうやってそれを表現したら良いのか 何を言っても気取っているようで・・・ 面白いです ほんとに・・・これ
113 人中、106人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
純粋に食を楽しむ,
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レビュー対象商品: 孤独のグルメ (扶桑社文庫) (文庫)
どうと言う事のない、普段喰ってる物の話で、特にあそこの何が美味いとか、あそこのシェフはこういう工夫をしてるぞ、とかいうウンチクグルメの話ではない。ふらりと立ち寄った店、買った駅弁、デパートの屋上のうどん。 たった一人でする外食。 わびしいか?寂しいか? 主人公の台詞が帯になっている 「モノを食べる時にはね 誰にも邪魔されず 自由で なんていうか救われてなきゃあ ダメなんだ 独りで 静かで 豊かで・・」 たくさんの人間で囲む食卓の楽しさは格別だが、独りで静かに食う飯には「癒し」があるのだ、とまあ大げさに言えばこういうことらしい。 独り月下を散歩するような、静かなドラマに溢れているこの作品は、何ともいえない風情で、グルメ漫画というカテゴリからはみ出している。
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