ひねくれ者の作家だなあ、と思いながらも、だからこそ共感できる部分も多くて一気にスラスラ読めました。
面白かったですね。この本を面白いの一言ですますのはどうかな、とも思いますが。
孤独について、というタイトルでしたが、その実この本の中身はほとんど中島さんの自伝で占められていました。
孤独な人生を歩んできた中島さんだからこそ、自らの自伝について書くことがそのまま孤独について考えることになる、ということなのでしょうが、何というかまあ、中島さんは自分のことが大好きで、自分のことを書きたくて書きたくて仕方がないようです。
だからこの本の評価は、中島さんの人生に読者が共感できるか否か、ということにかかっているのではないでしょうか。
わたしは中島さんと同じようなひねくれ者なので大変楽しめましたが、一般的には理解できない人のほうが多いと思います。
まあ、タイトルの時点で一般の人は手にとらないのかもしれませんが。
孤独な人生を歩んできた、という自覚がある方はこの本を読んでみるのもいいかもしれません。
共感できる箇所が多くて安心できます。わたしはそうでした。