著者が、自らの精神の経験を告白しながら、孤独と不安にどのように付き合っていくのかを具体的に教えてくれる、若者に語りかけるような形式の本。年をとっても、孤独と不安は薄まらないどころか強まるばかりなのだ。だからこそ、「前向きの不安」を友として「ひとり」で生きていこう!ということだ。
結構具体的なので、読んでいると役に立つような気がする。ポイントは、とにかく自分を探求しすぎないこと。好きなこと、楽しいことを実際にすることが良い。「不安」は決してなくならないので、不安にフォーカスを当てないことが大切。そのために、人に何か「贈り物(物とは限らない)」をするという著者のやりかたがいいと思った。
安易なノウハウ本でこそないけれど、著者が自ら捜し求めた生きかたは著者にぴったりフィットしていても、読者としては、自分の生きかたはやはり自分が試行錯誤してみつけるしかないのだなあ、と、あたりまえのことに気付かされる。