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孤将 (新潮文庫)
 
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孤将 (新潮文庫) [文庫]

金 薫 , 蓮池 薫
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

豊臣秀吉の軍勢が海から押し寄せてきた。二つの国の命運をかけた壬辰倭乱(文禄・慶長の役)が始まった。巧みな戦術と新兵器・亀甲船で戦国武将の前に立ちはだかる、李舜臣。だが、彼の敵は眼前の日本軍だけではない。無能な同僚、浮世離れした王、傲慢で頼りにならぬ明軍。救国の英雄として語り継がれる将軍の孤独と苦悩を描き、韓国で五十万部を超えるベストセラーとなった、歴史長篇。東仁文学賞受賞作。

内容(「MARC」データベースより)

朝鮮半島で民族の英雄として崇められている武将・李舜臣。文禄・慶長の役で日本軍を打ち破り、壮絶な戦死をとげるまで、その内面の孤独・苦悩をダイナミックな戦闘シーンで描写した歴史小説。韓国のベストセラーの翻訳。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 440ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/9/30)
  • ISBN-10: 4102169717
  • ISBN-13: 978-4102169711
  • 発売日: 2008/9/30
  • 商品の寸法: 15.8 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (14件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 105,551位 (本のベストセラーを見る)
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65 人中、63人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
蓮池さんはいわずと知れた拉致被害者で、帰国した直後、「俺の24年間を無駄にするのか」と語っていたことが今でも強烈に印象に残っている。
翻訳家の旧友はその言葉が心に残り、「孤将」の翻訳を勧めたとテレビで語っていたが、蓮池さんも記者会見で「奪われた24年間を取り返すため、自分の能力を発揮したかった。希望と抱負を持って生きられることに喜びを感じている」と心情を明かした。
新潟産業大学で朝鮮語の非常勤講師として勤務していたというから、拉致された国で覚えさせられたとはいえ、朝鮮語は確実に特殊能力として生きていたようだ。

実際、多くの中国人孤児の例が物語るように、失われた時間を取り戻すのは容易ではなく、生活保護に頼りきり、精神的に落ち込んでいく人が少なくない。
蓮池さんも中央大学に復学し弁護士を目指したが、現実的にはそれで身を立てるのは困難である。「経済的な現実も考えなければいけないと思っていた」と語っていたのは本音であろう。
過去をむやみに否定するのではなく、プラス思考で未来を切り開こうとする姿勢には心を打たれる。
子供たちも事実上の母国語である朝鮮語を生かす道を志していると聞くが、翻訳家としてデビューした父親が良いお手本になるのではと思う。

本書は韓国の人気作家の01年の著書で朝鮮に出兵した秀吉軍と戦った朝鮮海軍提督・李舜臣の人生を描いたもので、韓国で50万部を超えるベストセラーになり、今もテレビで大河ドラマとして放映されて驚異的な視聴率を取っているという。
日本軍と戦った韓国の国民的英雄を、あえて処女翻訳の対象に選んだ蓮池さんの勇気に打たれる。
原作に流れるのはいわゆる「反日」だが、蓮池さんが名文章で日本語に訳したことで、単なる「反日」を超えた韓国人の心や文化を知るきっかけになった。
次回作も決まり、今後は翻訳家として活躍していくと思うが、北朝鮮の文学も扱い、「拉致」や「反日」を超えた文化の橋渡しをしていくことを望みたい。

このレビューは参考になりましたか?
26 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「出来るだけ多くの方に読んで頂きたい」本です。
漢字が多く、人名・地名は当然日本語読みとは違うので、ルビが振ってあってもとっつきにくく感じられるかもしれませんが、
読み始めればグイグイ引き込まれて行きます。
センテンスが短く、テンポ良く書かれているので、思ったより読み易かったです。

日本武将の様子を、相手側の視点で読めるのはとても興味深い。
戦闘シーンは具体的な描写が多く、臨場感溢れます。
同時に、一人の人間の心の叫び、その叫びから見る風景は、
具体的でありながら情感溢れ、繊細です。

蓮池薫さんの訳は、想像を遥かに超えて素晴らしいものでした。
次回作にも期待が高まります。

権力が抱える矛盾、その権力の下で生きる一個の人間の存在がいかに微小なものか、
その中で個人としての誇りを保ち続ける事が如何に困難であり、また崇高な事か。
切なさや虚しさに涙する反面、揺るぎない希望(・・を持つ事への希望)を感じさせてくれる本でした。

大軍で攻め入った秀吉勢を押しとどめたのはどんな人物だったのか知りたかったのですが、更に深く深く人間世界の矛盾と絶望、
それを超えたところにある光を見せてもらえたこの本に感謝です。

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
孤将 2005/6/30
形式:単行本
この本買ったのはあの蓮池薫さんの翻訳であるからでした。でもびっくり(失礼)簡潔で格調高く、さびの効いた文章、翻訳とは思えません。
今まで韓国文学読んだことありませんでした。これから読みます。
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弧将
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投稿日: 2005/9/5 投稿者: "texasbbq"
孤将
この本を読んだのはあの蓮池薫さんの翻訳だからででした。でもびっくり(失礼)簡潔で重厚な格調高い文章まるで津本陽のようです。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/30 投稿者: "柴犬ハチ"
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