内容紹介
その男は”悪霊”と恐れられた。
井上家を出て、引手見習いの宇佐の世話になっていた少女ほうは、舷洲の斡旋によって加賀殿が幽閉されている涸滝屋敷に下女として住み込む。二十日あまり過ぎたある夜、涸滝屋敷に曲者が侵入する。逃げ込んだ部屋でほうは加賀殿とはじめて顔を合わせる。そして、ほうは加賀殿から手習いを受けるため部屋へと通うことになる。丸海藩の内紛が複雑に絡みながら、”悪霊”と恐れられた流罪の男と無垢な少女との邂逅そして魂のふれあいが……。
あまりに哀しくも切ない結末。清冽な感動と余韻を残す宮部ワールドの金字塔遂に完結!
井上家を出て、引手見習いの宇佐の世話になっていた少女ほうは、舷洲の斡旋によって加賀殿が幽閉されている涸滝屋敷に下女として住み込む。二十日あまり過ぎたある夜、涸滝屋敷に曲者が侵入する。逃げ込んだ部屋でほうは加賀殿とはじめて顔を合わせる。そして、ほうは加賀殿から手習いを受けるため部屋へと通うことになる。丸海藩の内紛が複雑に絡みながら、”悪霊”と恐れられた流罪の男と無垢な少女との邂逅そして魂のふれあいが……。
あまりに哀しくも切ない結末。清冽な感動と余韻を残す宮部ワールドの金字塔遂に完結!
内容(「BOOK」データベースより)
井上家を出て、引手見習いの宇佐の世話になっていたほうは、舷洲の斡旋によって加賀殿が幽閉されている涸滝屋敷に下女として住み込む。二十日あまり過ぎたある夜、涸滝屋敷に曲者が侵入、逃げ込んだ部屋で、ほうは加賀殿とはじめて顔を合わせる。そして、ほうは加賀殿の部屋へ手習いに通うようになる。丸海藩の内紛が起こるなか、“悪霊”と恐れられた男と無垢な少女との魂のふれあいが…。
レビュー
出版社からのコメント
『孤宿の人』はこれまでの宮部さんの時代物とは違い、江戸を離れ讃岐国の小藩を舞台にしたものです。作中の丸海藩は、架空の藩であり、登場人物ももちろん実在の人物ではありません。ただ加賀殿のモデルは、幕末期、実際に讃岐の丸亀藩に預けられた"妖怪"の異名で知られた鳥居耀蔵その人であり、また著者は物語の舞台とした丸亀を実際に訪れて、鳥居耀蔵の幽閉屋敷などへ取材にも行かれました。こうして著者の新境地を拓く時代ミステリーの傑作『孤宿の人』は書き上げられたのです。是非とも清冽な感動を残す結末までお読みになって新たな宮部ワールドを実際に味わってください。(N・M)
『孤宿の人』はこれまでの宮部さんの時代物とは違い、江戸を離れ讃岐国の小藩を舞台にしたものです。作中の丸海藩は、架空の藩であり、登場人物ももちろん実在の人物ではありません。ただ加賀殿のモデルは、幕末期、実際に讃岐の丸亀藩に預けられた"妖怪"の異名で知られた鳥居耀蔵その人であり、また著者は物語の舞台とした丸亀を実際に訪れて、鳥居耀蔵の幽閉屋敷などへ取材にも行かれました。こうして著者の新境地を拓く時代ミステリーの傑作『孤宿の人』は書き上げられたのです。是非とも清冽な感動を残す結末までお読みになって新たな宮部ワールドを実際に味わってください。(N・M)
著者からのコメント
宮部みゆきからの言葉
「自分を阿呆だと思っていた子が名前をもらい、生きる目的をもらい、生きていく技術をもらい、言葉を得ることで世間に居場所をつくっていく。
この物語は、幕府からの命令をなんとか遂行しなければならない小藩の苦渋も、藩のお家騒動も描いていますが、ほう(主人公)という一人の少女の成長小説にしたかったのです。
「自分を阿呆だと思っていた子が名前をもらい、生きる目的をもらい、生きていく技術をもらい、言葉を得ることで世間に居場所をつくっていく。
この物語は、幕府からの命令をなんとか遂行しなければならない小藩の苦渋も、藩のお家騒動も描いていますが、ほう(主人公)という一人の少女の成長小説にしたかったのです。
著者について
東京都江東区生まれ。昭和62年、「我らが隣人の犯罪」で第26回オール読物推理小説新人賞受賞。同年「かまいたち」で第12回歴史文学賞佳作受賞。平成元年、「魔術はささやく」で第2回日本推理サスペンス大賞受賞。平成4年、「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞、「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞受賞。平成5年、「火車」で第6回山本周五郎賞受賞。平成10年、「理由」で第120回直木賞受賞。平成13年、「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、平成14年、第6回司馬遼太郎賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。平成19年、「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮部 みゆき
東京都江東区に生まれる。昭和62年、「我らが隣人の犯罪」で第26回オール讀物推理小説新人賞受賞。同年「かまいたち」で第12回歴史文学賞佳作受賞。平成元年、「魔術はささやく」で第2回日本推理サスペンス大賞受賞。平成4年、「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞、「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞受賞。平成5年、「火車」で第6回山本周五郎賞受賞。平成10年、「理由」で第120回直木賞受賞。平成13年、「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、平成14年、第6回司馬遼太郎賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。平成19年、「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
東京都江東区に生まれる。昭和62年、「我らが隣人の犯罪」で第26回オール讀物推理小説新人賞受賞。同年「かまいたち」で第12回歴史文学賞佳作受賞。平成元年、「魔術はささやく」で第2回日本推理サスペンス大賞受賞。平成4年、「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞、「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞受賞。平成5年、「火車」で第6回山本周五郎賞受賞。平成10年、「理由」で第120回直木賞受賞。平成13年、「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、平成14年、第6回司馬遼太郎賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。平成19年、「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)