最後まで読むのがもったいないと思った作品でした。途中タルっとした
部分もありましたが、最後で帳消しでしょう。通勤の行き帰りに読んで
いたのですが、ラストに来てその事を後悔しました。不覚にも電車の
中で涙を流してしまい、周りの人にバレないよう、下を向いて読み切りました。ほうは阿呆のほうじゃありません。誰よりも純粋で、誰よりも優しく、そして強い。もしかしたら今をのうのうと生きてる私の方がよっぽど阿呆だ、と考えさせられました。しかし、もしほうのような子が自分の周辺にいたら、井上家の人々や、加賀殿のように辛抱強く接せられるだろうか、とか、登場人物の中の考えや、行動に身につまされる事しばしば。確かに哀しい話だけれど、その中でもやっぱり生きてゆく事は素敵なことかも知れない、とほうの運命に学びました。
自宅へ帰り、寝しなにラストを読み直したのが大失敗。翌日ものすごい
まぶたとむくみ顔で出社したことだけ、最後にご報告しておきます。