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14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
久々に,
By 姉御 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 孤宿の人 下 (単行本)
最後まで読むのがもったいないと思った作品でした。途中タルっとした部分もありましたが、最後で帳消しでしょう。通勤の行き帰りに読んで いたのですが、ラストに来てその事を後悔しました。不覚にも電車の 中で涙を流してしまい、周りの人にバレないよう、下を向いて読み切りました。ほうは阿呆のほうじゃありません。誰よりも純粋で、誰よりも優しく、そして強い。もしかしたら今をのうのうと生きてる私の方がよっぽど阿呆だ、と考えさせられました。しかし、もしほうのような子が自分の周辺にいたら、井上家の人々や、加賀殿のように辛抱強く接せられるだろうか、とか、登場人物の中の考えや、行動に身につまされる事しばしば。確かに哀しい話だけれど、その中でもやっぱり生きてゆく事は素敵なことかも知れない、とほうの運命に学びました。 自宅へ帰り、寝しなにラストを読み直したのが大失敗。翌日ものすごい まぶたとむくみ顔で出社したことだけ、最後にご報告しておきます。
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
じんわり。,
By
レビュー対象商品: 孤宿の人 下 (単行本)
野育ち、あほう、と言われる「ほう」を中心にとつとつとした光景が描かれる上巻。登場人物が多く、藩の背景も丁寧に描かれているので中だるみ、と言う意見があるのも 頷けるところですが、下巻に入って一気に読ませます。 四国の丸海藩に流されてきた江戸の大罪人・加賀と、無垢なほうとの心のやり取り。 人の心の闇を嫌と言うほど見てきて人生に倦んだ加賀と、人の心の闇によって丸海藩に 居つく事になったほうの手習いのシーン、二人の別れのシーンは涙をこぼしました。 小気味よい江戸ものも上手な宮部氏ですが、この作品は悲しい物語。 でもじんわりと、心に響く何かがあり、読後感は悲しいながらもとても暖かです。 ほうはその後、どうしたのかな。幸せだといいな。と読み返すたび思う作品。
11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
静かに,
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レビュー対象商品: 孤宿の人 下 (単行本)
筆者自身も言うとおり悲しい話でした‥加賀殿お預かりという一つの出来事をきっかけに、多くの出来事が起こり、様々な人々の思いが行き交います。 正しいからといってそれを貫き通すことが出来ず、知ってるのにそれを嘘で覆い隠す事が正しいとされる、 そんな世の中に対し 怒りを感じる者、それを上手く利用して暗殺を行う者、傍観する者。 けれども、登場人物それぞれが自分自身の信念をもち自分にとって正しい道を探し、進んでいきます。 悲しい話です、けれどもその中での人々の思い、信念に、 胸を打たれ、読み終わったあとには静かな感動が広がる話です。
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