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孤宿の人〈下〉 (新潮文庫)
 
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孤宿の人〈下〉 (新潮文庫) [文庫]

宮部 みゆき
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (39件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

涙なくしては読めない宮部ワールドの感動巨編!

讃岐国、丸海藩――。この地に幕府の罪人・加賀殿が流されてきた。以来、加賀殿の所業をなぞるかのように毒死や怪異が頻発。そして、加賀殿幽閉屋敷に下女として住み込むことになった少女ほう。無垢な少女と、悪霊と恐れられた男の魂の触れ合いを描く渾身の長編大作。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

加賀様は悪霊だ。丸海に災厄を運んでくる。妻子と側近を惨殺した咎で涸滝の屋敷に幽閉された加賀殿の崇りを領民は恐れていた。井上家を出たほうは、引手見習いの宇佐と姉妹のように暮らしていた。やがて、涸滝に下女として入ったほうは、頑なに心を閉ざす加賀殿といつしか気持ちを通わせていく。水面下では、藩の存亡を賭した秘策が粛々と進んでいた。著者の時代小説最高峰、感涙の傑作。

登録情報

  • 文庫: 520ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/11/28)
  • ISBN-10: 4101369321
  • ISBN-13: 978-4101369327
  • 発売日: 2009/11/28
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (39件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 10,272位 (本のベストセラーを見る)
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5つ星のうち 4.0 久々に, 2005/8/5
レビュー対象商品: 孤宿の人 下 (単行本)
最後まで読むのがもったいないと思った作品でした。途中タルっとした
部分もありましたが、最後で帳消しでしょう。通勤の行き帰りに読んで
いたのですが、ラストに来てその事を後悔しました。不覚にも電車の
中で涙を流してしまい、周りの人にバレないよう、下を向いて読み切りました。ほうは阿呆のほうじゃありません。誰よりも純粋で、誰よりも優しく、そして強い。もしかしたら今をのうのうと生きてる私の方がよっぽど阿呆だ、と考えさせられました。しかし、もしほうのような子が自分の周辺にいたら、井上家の人々や、加賀殿のように辛抱強く接せられるだろうか、とか、登場人物の中の考えや、行動に身につまされる事しばしば。確かに哀しい話だけれど、その中でもやっぱり生きてゆく事は素敵なことかも知れない、とほうの運命に学びました。
自宅へ帰り、寝しなにラストを読み直したのが大失敗。翌日ものすごい
まぶたとむくみ顔で出社したことだけ、最後にご報告しておきます。
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 じんわり。, 2007/9/28
レビュー対象商品: 孤宿の人 下 (単行本)
野育ち、あほう、と言われる「ほう」を中心にとつとつとした光景が描かれる上巻。
登場人物が多く、藩の背景も丁寧に描かれているので中だるみ、と言う意見があるのも
頷けるところですが、下巻に入って一気に読ませます。
四国の丸海藩に流されてきた江戸の大罪人・加賀と、無垢なほうとの心のやり取り。
人の心の闇を嫌と言うほど見てきて人生に倦んだ加賀と、人の心の闇によって丸海藩に
居つく事になったほうの手習いのシーン、二人の別れのシーンは涙をこぼしました。
小気味よい江戸ものも上手な宮部氏ですが、この作品は悲しい物語。
でもじんわりと、心に響く何かがあり、読後感は悲しいながらもとても暖かです。

ほうはその後、どうしたのかな。幸せだといいな。と読み返すたび思う作品。
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 静かに, 2005/8/25
レビュー対象商品: 孤宿の人 下 (単行本)
筆者自身も言うとおり悲しい話でした‥
加賀殿お預かりという一つの出来事をきっかけに、多くの出来事が起こり、様々な人々の思いが行き交います。
正しいからといってそれを貫き通すことが出来ず、知ってるのにそれを嘘で覆い隠す事が正しいとされる、
そんな世の中に対し
怒りを感じる者、それを上手く利用して暗殺を行う者、傍観する者。
けれども、登場人物それぞれが自分自身の信念をもち自分にとって正しい道を探し、進んでいきます。
悲しい話です、けれどもその中での人々の思い、信念に、
胸を打たれ、読み終わったあとには静かな感動が広がる話です。
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