「季語集」と言うからには、もちろん俳句の本であり、実際約300の季語が四季に整理されて、それぞれの代表的な句が紹介されています。
しかし、それ以上に楽しいのは、きちんと9行に収められた作者のその季語に対する思いが、短いエッセー集のように書き込まれています。そこには、日本の四季に対する並々ならぬ思いが漂っています。亜熱帯かし四季の感覚が徐々になくなりつつあるのを惜しむかのようです。同時に、四季折々の伝統行事についても言及され、日本人がなくしつつある四季感を惜しむかのようです。
「季語」と言う特殊な場面ではありますが、耳慣れない言葉も時々出てきます。日本語の持つ深みを感じさせてくれます。
又、いろんな事象のいわれなども書かれており、なるほどそういうことなのかと感心させられる点も数々ありました。
いろんな意味で、楽しく読むことの出来た一冊でした。