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季節風 秋 (文春文庫)
 
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季節風 秋 (文春文庫) [文庫]

重松 清
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

同窓会で久しぶりに再会した中年五人が始めた秘密基地の集まりに、一人が息子を連れてきたいと言い出した…「秘密基地に午後七時」、男の子と、離婚する両親との最後の外食を描いた「少しだけ欠けた月」など、ひと恋しい季節にそっと寄り添うような「季節風」シリーズの「秋」物語。夕暮れの空を思い浮かべながら読みたくなる12篇。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

重松 清
昭和38(1963)年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。出版社勤務を経て、フリーライターに。91年『ビフォア・ラン』で作家デビュー。99年『ナイフ』で第14回坪田譲治文学賞、『エイジ』で第12回山本周五郎賞を受賞。2001年『ビタミンF』で第124回直木賞受賞。10年には『十字架』で第44回吉川英治文学賞を受賞。ルポルタージュ、時評、評論など小説以外のジャンルでの執筆活動も高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 365ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/8/4)
  • ISBN-10: 4167669129
  • ISBN-13: 978-4167669126
  • 発売日: 2011/8/4
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By なんちゃって、お遍路くん トップ500レビュアー VINE™ メンバー
絶滅危惧種、文房具屋の「オニババ」を描いた...『オニババと三人の盗賊』。

「やがて、影は一つになって、小刻みに揺れはじめた。」...で終わり、
せつなさをかきたてる、『少しだけ欠けた月』。

「秋晴れの青い空に浮かんだ白球が、ゆっくり落ちてくる。」...で終わり、
入院している「あいつ」のことには、それ以上踏み込まない、『ウイニングボール』。

「おばあちゃんと二人で過ごす時間は、静かすぎるくらい静かだった。ときどき
思いだしたようにボソッとなにかしゃべって、言葉を一往復か二往復させて、また
沈黙の中に沈み込む」...と静かに流れていく時間を表現する、『おばあちゃんのギンナン』

「三十年近い年月は、あの頃の人間関係の濃淡を「幼なじみ」の一言で同じ色合いに
染めてしまい、思い出のでこぼこも均してしまう。」...なんでこんな表現ができるんだ、
とうならせる、『秘密基地に午後七時』。

どの作品も、
どんな終わり方になるかは想像できるのに、...それでも...、
ドキドキさせたり、ハラハラさせたり、ホッとさせながら、
生活に絡めた『秋』を描いて、余韻を残す結末に向かっていきます。

季節風シリーズの最終ピース。
『秋』の余韻を、じっくり味わってみてください。
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