内容紹介
特集:電子書籍のデザイン 電子書籍の普及によって、本の世界のバランスが変わる。紙の本もあり、電子の本も ある、相対的な世界である。紙の本からの視野には天動説から地動説への転換を感じ られる。だが、本の世界が拡張される、と積極的に考えてみたらどうか。読み手の選 択肢が増え、紙と電子それぞれの利点を生かしあい、弱点を補い合う調和した本の宇 宙があるのではないか。 「電子書籍のデザイン」と言ったとき、そこにはさまざまな階層が重なっている。文 字組のデザインか、端末のデザインなのか、フォーマットなのか、はたまた流通の仕 方なのか。 「電子書籍」に対してエディトリアルデザイナー、ブックデザイナー、さらに編集者 は、どう当事者になれるのだろうか。拡張する領野で<デザイン>の果たすべき新た な役割を考察する。