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孟子 不安と混迷の時代だからこそ―現代活学講話選集〈3〉 (PHP文庫)
 
 

孟子 不安と混迷の時代だからこそ―現代活学講話選集〈3〉 (PHP文庫) [文庫]

安岡 正篤
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

王道政治・民意尊重を理念として掲げ、人と国のあるべき姿を追究した「孟子」。その深遠なる思想を現代に活かす方途を説いた珠玉の書。

王道政治・民意尊重を理念として掲げ、国と人のあるべき姿を追究した『孟子』――混沌とした時代を志高く生き抜くために、我々は今こそ「孟子の精神」にその指針を求める必要があるのではないか。▼本書は、東洋学の泰斗として多くの敬仰者を持つ著者が、「性善説」に基づく仁義礼智の思想をわかりやすく解説した講話録である。▼人間の一番大事な要素は、明るさ、勇気、愛する心であることを説いた「人間としての徳性」、思いやりの精神で周囲に接していけば(恕)、自身も進歩向上していく(仁)ことを説いた「恕を強めて仁を行う」、大いなる理想に向かうこと(敬)も大切だが、もっと大切なのは恥じる心を養うこと(恥)であると説いた「敬と恥」、本当に優れた人物は、指導者がいなくても自ら興ることを説いた「猶興の士」……など、良心・良識を重んじ、敢然と生きることの大切さを披瀝している。▼己を磨き、心を高める智恵を学べる「先哲講座」。

内容(「BOOK」データベースより)

王道政治・民意尊重を理念として掲げ、国と人のあるべき姿を追究した『孟子』―混沌とした時代を志高く生き抜くために、我々は今こそ「孟子の精神」にその指針を求める必要がある。本書は、陽明学の泰斗が、人間の徳性、“恕”を強めて“仁”を行う、猶興の士など、「性善説」に基づく仁義礼智の思想をわかりやすく解説。良心・良識を重んじ、敢然と生きることの大切さを披瀝した講話録である。

登録情報

  • 文庫: 228ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2005/04)
  • ISBN-10: 4569663672
  • ISBN-13: 978-4569663678
  • 発売日: 2005/04
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 66,879位 (本のベストセラーを見る)
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By 社長 VINE™ メンバー
形式:文庫
四書五経の中の四書の一つにあたる「孟子」

本書は「孟子」を安岡正篤先生が独自の視点により解説された白眉の書である

最近なかなか古典と呼べるものを敬遠しがちであったが、ふと久々に手を取った本書は改めて胸襟を正してもらったように感じた次第である

”敬”と”恥”というたった二つの語の中に人間の本質が内包されている

近時の自らを振り返ると甚だこの本質を掴めていない言動を発していたと反省を重ねるばかりであった

”兼愛交利”

公利と他利で交々に利する、互いに利益を交換すること

もらうのではなく、まず与えること

言論が強すぎる現代にあって、言行一致を心がけること

浅はか、軽薄になりがちな自分を見つめ直すのに本書はお薦めの一冊である

古典は静謐であることを思い出させてくれると同時に、いつも人間としての本質を掻き立て心躍らせてくれる

まず一読して頂きたい!
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
本書が刊行されたのは、昭和35年であり、今から40年以上も前という事
である。昭和30年代といえば、日本は戦後処理と高度経済成長の真っ只
中にあった。著者は全国師友協会を設立し、成長著しい日本社会のリー
ダに、真のリーダにあるべき姿を訴えている。戦後の混乱した日本が進
みつつある方向に東洋思想の「孟子」の教えを添えて、(少し暴走気味な
部分もありますが・・)、独特な視点から提言がなされている。

特に、3章に取り上げられている「尽心章句」で、私自身は通勤電車の中
で、何回も繰り返し読み返した。著者の「活学」とは歴史を越えた先人
の教えは不変であり、ものが豊かになった現代においては意識の外に忘
れ去られた重要なことがぼんやりと意識的に感じる事ができる。観察の
「察」という文字の生い立ちを初めて知った時、なんとも表現ができぬ
エネルギーが湧いたことは、本当に忘れられない。

40年という年月を感じることなく、「活学」を実感できる一冊である。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 草雲雀 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
孟子の教えを基に人の生き方を説いている。

まず、第一章が『父と子、そして教育』
「父子の間は善を責めず」:父はあくまでも幼児の直接的な理想像であるのだから、子どのもつ本性である「敬」の目覚めを乱さぬように在ることが肝心なところです、と説く。
「君子の人に異なる所以は、其の心を存(かえり)みるを以てなり」:「必ず自ら反(かえり)みる」「己を省みる」「己を修める」。これは孟子の真骨頂で、『孟子』七篇・二百六十一章句、すなわち三万四千六百は十五字の思想の根底にはこれらの精神がことごとくちりばめられておると。
「為さざる有るなり。而して後以て為す有るべし」:あくまで良心に基づいて、それはしたくない、してはならないということは、あくまで欲せぬ、なさないという節義が立ってこそ、本当のことができると。

第二章が『終末論の『孟子』の背景』
当時の社会を実際に動かしていた思想の代表的なものは、『兵家の思想』、『墨家の思想』、そして『老子派』。
ところが、こういった思想の末流のようなものが跋扈し、現実を見れば侵略と闘争、頽廃、堕落がひどかった。この時に当たって、つまりこの一つの終末に到達しておった、その時に現れた、最も情熱的な理想精神に燃えた、非常に見識の高い、改革精神の横溢した哲人が孟子であったと。

第三章が『『孟子』尽心章句を読む』
孟子の思想・哲学的特徴を学ぶという観点から言えば、『孟子』の最終章に当たる巻十三の「尽心章句」を読むのが良いとのことで、この章より孟子の言葉を引用し講義を行っている。
「其の心を尽くす者は、其の性を知るべし」:「尽心」とは、われわれの心というものを十分に解明することであり、あらゆる科学も哲学も宗教も何もかもが、この「尽心」の一句に尽きるのだと言う。
「恕を強めて行う、仁を求むることこれより近きはなし」:恕とは恕す(ゆるす)と言うこと。「夫子の道は忠恕のみ」これは、孔・孟の一つの根本理念だと。
「人は以て恥なかるべからず」「恥の人に於けるや、大なり」:孟子は「恥」ということを非常に力説しており、『論語』では「敬」ということを非常に大切に説いているが、『孟子』はむしろ「恥」というものを掴まえて、人間が恥じるという心を養えば、それで人間は必ず救われると。
「古の賢王は、善を好みて勢いを忘る」:「勢い」というのは、地位、権力、名誉、財産を作る力で、古の賢王は自分がどういう勢力をもっているかということを忘れ、善を追求したと。

こういった非常に為になる話がそれこそびっしりとちりばめられている。
しかし、非常に博識なとんでもない先生である。
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