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孝経 全訳注 (講談社学術文庫)
 
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孝経 全訳注 (講談社学術文庫) [文庫]

加地 伸行
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,350 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

中国人の人間観・死生観が凝縮、孝経を読むわずか19条の経典、そこには中国人の人間観と宗教観が反映されている。単に親への孝行を説く道徳の書ではないと独自の見方を披瀝、『孝経』に新しい光を当てる

内容(「BOOK」データベースより)

本文十八章と付篇一章から成る小篇である『孝経』は、孝道を論じた儒教の経書で、古来永く読み継がれてきた。しかし、単に親への孝行を説く道徳の書ではなく、中国人の死生観・世界観が凝縮された書である。『女孝経』『父母恩重経』「法然上人母へのことば」など中国と日本の『孝経』周辺資料も多数紹介・解読し、精神的紐帯としての家族を重視する人間観を分析する。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/6/8)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4061598244
  • ISBN-13: 978-4061598249
  • 発売日: 2007/6/8
  • 商品パッケージの寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 4.0 孝とは何か? 2007/7/13
形式:文庫
 儒教の根本思想である「孝」思想について、もっとも手軽に学べる本です。「孝経」の今文系テキストと、「孝」思想の概論、「孝経」や「孝」思想の歴史的な変遷などが学べます。一般書籍として、出された加地先生のご著書の中では、もっとも学術的に有用性が高いと思われます。

 参考までに「孝経」テキストそのものを扱っているほかの書籍との比較をしてみました。
 'A;5〜6年前なら明徳出版の「中国古典新書 孝経 林秀一」が2500円ほどで価格的に手ごろであり内容的にもよかったのですが、何しろ手に入れづらいです。古文系のテキスト
 'B;新釈漢文大系の「孝経 栗原圭介」は、ぜひ手に入れたいものでありますが、なにしろ値段が高い(6500円ぐらい)古文系のテキスト。「孝」の儀礼的側面に詳しい解説がうれしい。民俗学的な解説はもっとも詳しいかも。
 'C:最近では、本書の出る少し前に、「たちばな教養文庫」から「孝経 竹内弘行」が出ている。こちらは値段は1000円程度で安い!です。中身は、まだ未確認であるので、確認しだいレビューしたいと思います。今文系の訳出です。
 D;「孝」思想そのものの研究では、池澤優「孝思想の宗教学的研究」は、文化人類学的な視点からも研究されています。高い(6000円程度)

 本書は以上の書籍と比べても、
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 意外と奥深い孝の世界 2014/5/25
By 穴熊
形式:文庫|Amazonで購入
孝というと、なんとなく堅苦しい感じを受ける。
まして忠孝となると、封建思想の権化のように見える。
このような偏見ゆえにか、『孝経』は、江戸時代においては儒学の入門書として広く読まれていたにもかかわらず、いまはほとんど忘れられた本になっている。
だからこそ、いま、『孝経』を読むべきだと思う。

本書は、大別すると、1)『孝経』の詳細な訳注、2)その思想史的解説、3)その歴史、4)その周辺資料や宗教との関わりから成っている。
驚いたのは、『孝経』において諌言が重視されていることだ。親や上司を諌めることは、子や部下の重要な義務なのだ。
『孝経』の基本は、先祖から子孫へと続く命の連続性を大事にすることであり、それがもっとも強く身をもって感じられるのが親の死という体験だ。だとすれば、主君への忠のために自らの子どもを犠牲にするといった、歌舞伎によくあるシーンは、『孝経』の本義からずいぶん乖離していると言わざるを得ないだろう。

とりあえず、1)と2)を読み、必要に応じて3)や4)をひもとくことを勧めたい。
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5つ星のうち 5.0 素晴らしい! 2013/4/19
形式:文庫|Amazonで購入
孝という概念は、中国人の発明。日本語にないと記述してある。そういえば訓読みが無いので、中国から来た概念だと判る。英和辞書を引くと英語にもないことが解る。素晴らしい中国文化である。戦後敷衍した、個人主義で親を捨てる思想が西洋がから入ってしまったが、今こそ孝経を見直すべきだ。
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15 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読みやすい、貴重なテキスト。 2010/3/17
By koreyas
形式:文庫
第一部 『孝経』の全訳註

第二部 内容に関する議論

第三部 テキストの成立と研究史

第四部 『孝経』の周辺に関する議論

と、とてもわかりやすい構成の本です。

特に第一部は、大胆な現代語訳で、読者の心に響く、

明快な訳を旨とされているようです。

最後に、こういう記述があります。

  過去において、常に道徳教育が叫ばれ、実行されてきた。

 いつの時代もそうであった。まして道徳的混乱にある

 現代日本においては、当然徳育・道徳教育の必要がある。

 学校・家庭においてそれを本格的に推進すべきである(p.378)。

ごもっともと思います。しかしそれをやれるのは、加地先生はじめ、

中国哲学の伝統を強固に保持しておられる先生方だけです。

ここまで混迷を深めた日本には、もはや時間はありません。

是非実行して戴きたいと思います。

ただ、道徳を「強制」するのは反対です。自己陶冶を促す道徳教育に

して戴きたいと思います。
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