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存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)
 
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存在の耐えられない軽さ (集英社文庫) (文庫)

by ミラン クンデラ (著), Milan Kundera (原著), 千野 栄一 (翻訳)
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Product Description

出版社/著者からの内容紹介

苦悩する恋人たち。不思議な三角関係。男は、ひとりの男に特別な感情を抱いた。鮮烈でエロチック…。プラハの悲劇的政治状況下での男と女のかぎりない愛と転落を、美しく描きだす哲学的恋愛小説。
--This text refers to the 単行本 edition.


内容(「BOOK」データベースより)

本書はチェコ出身の現代ヨーロッパ最大の作家ミラン・クンデラが、パリ亡命時代に発表、たちまち全世界を興奮の渦に巻き込んだ、衝撃的傑作。「プラハの春」とその凋落の時代を背景に、ドン・ファンで優秀な外科医トマーシュと田舎娘テレザ、奔放な画家サビナが辿る、愛の悲劇―。たった一回限りの人生の、かぎりない軽さは、本当に耐えがたいのだろうか?甘美にして哀切。究極の恋愛小説。

Product Details

  • 文庫: 399 pages
  • Publisher: 集英社 (1998/11)
  • ISBN-10: 4087603512
  • ISBN-13: 978-4087603514
  • Release Date: 1998/11
  • Product Dimensions: 6 x 4.2 x 0.7 inches
  • Average Customer Review: 4.7 out of 5 stars  See all reviews (31 customer reviews)
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27 of 30 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars やっぱりすごい。, 2005/7/28
By ぽこりん (大阪市西区) - See all my reviews
作者の考えや思いつき、疑問が物語が進むきっかけになっていたり、登場人物の行動、思考を説明したりしています。ゴダールの映画を観ているような感じがしました。それは最良のコラージュのようにストーリーを綴っただけの文章では得ることのできない感動や考えることを私たちに提供します。本を読んで楽しかった面白かったという以上に、読んでいる最中に作者が問いかける疑問や考えについて思いを巡らすことの方が遥かに楽しい本でした。打ちのめされるほど美しい文章に何回も出会いました。読んだ時期によって少しずつ印象をかえる本でしょう。読めてよかったと本当に思います。
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49 of 56 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 重さと軽さをめぐる万華鏡, 2001/7/15
重さと軽さという「もっともミステリアスでもっとも多義的」な対立をめぐり、クンデラお馴染みの小説的思弁が繰り広げられる、面白くて仕方がない「哲学的」小説。映画も評判だったが、原作の方が遥かに面白い。それも当然、この小説でクンデラがラブストーリーに託して展開する考察、時にはエッセイにまで逸脱して行く考察は、はじめから映像化不能なのだ。重さと軽さをメインテーマに、心と身体、偶然、キッチュなもの、等々を語るクンデラの口調は軽やかで優雅、時にはアイロニックで、深い洞察に満ちているが決して難解ではない。面白いばかりでなく、哲学や思考が美しいポエジーになることをこの小説は確信犯的に証明してくれる。「存在の耐えられない軽さ」とは、トマーシュが浮気性で「軽い」ためにテレザが苦しむ、などどいうつまらない意味ではない(映画だけ観た人、そう思ってませんか?)。愛とは宿命的な(重い)ものなのか、それともたまま偶然に発生した置換可能な(軽い)ものなのか? 物語の進行とともにクンデラの「軽さ」はネガティブにポジティブにとその色合いを変え、読者を幻惑する。そしてそれらの「小説的思考」を従えて展開するラブストーリーの深さと美しさは、巷にあふれる恋愛小説の比ではない。この哀切かつ美しい結末を見よ!時には時間が入れ替わり、作者が顔を出し、メタフィクショナルな遊びや洒落っ気にも事欠かず、これはとことん優雅で楽しめる知の饗宴です。
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24 of 27 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 哲学的要素満載の恋愛小説, 2005/1/20
読解力と知識の豊富さが多少要求されそうな内容ではありますが、
どちらもそれほどない私のような者が読んでも
単純に面白いと思わせるエンターテイメント性も持ち合わせている
とても貴重な小説だと思います。

面白いという評判は以前からいろんなところで見かけていたのですが、
ちょっと気取ったタイトルがうさんくさいし、
個人的に映画の方があんまり好きじゃなかったので
なんとなく敬遠してしまっていたのですが
今となっては、もっと若い頃にこういう本を読んでいたら良かったと思ったりします。

活字が嫌いでない方で時間にちょっと余裕のある方は、ぜひお読み下さい。
人生観というか、ものの見方が変わるかもしれません。
ちょっとでも哲学をかじった人や、多少哲学的な考え方のできる人なら
読み出すと面白くて止まらないのではないかと思います。
それでいて恋愛小説の要素を失っていないのは素晴らしいです。

ここで映画のことを書いても仕方がないのですが、
映画は原作ではさらりと描かれているエピソードを
くどくどと映像化しただけという印象でした(特にラブシーンがくどい)。
映画を観ただけで、このお話をわかったつもりになるのはもったいないので
ぜひこの原作を読むことをオススメします。

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