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最も参考になったカスタマーレビュー
32 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
訳が,
By カスタマー
レビュー対象商品: 存在の彼方ヘ (講談社学術文庫) (文庫)
原書が超難解な為に訳が大変でこういうことになるのはわかるが、これではレヴィナスが言いたい事が殆んど伝わらないだろう。 それと合田氏自身レヴィナスの思想を理解しているのかも謎だ。 それでも星3つなのはやはり原著が良いのであまりにも評価を下げると可哀想なのと、何だかんだ言ってもこの書を訳した事を評価したい。
36 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
語ること,
By ヴァンセンヌ中納言 (さがみの国) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 存在の彼方ヘ (講談社学術文庫) (文庫)
コミュニケーションの重要性と厳しさとがこの本から伝わってくる。安易に対話という言葉が用いられる今日において、大変意味深いものである。そもそも他者と関わることとは、人間が生きていくうえで避けられないことであり、またごくありふれたことでもある。しかし他者と関わるということは、決して生易しいことではなく、大変な覚悟が必要である。人と人との間には必ず暴力の生まれる可能性があるからである。相手にコンタクトをとることは、自らを危険に晒すことであるともいえる。人はこの暴力性と攻撃誘発性とを自覚しなければなるまい。相手に語りかけることの真摯さと難しさが伝わってくる。主体が他者によって形成されるといった議論もまた、示唆に富んでいる。確かに訳はよくない。拙い語学力で原書も読んでみたが、やはり困難であった。数ページ日本語にしてみたが、こなれない。そう意図された本なのだろう。しかし読んで欲しい。生きるとは他者とのかかわりの中で意味を成す(当たり前だね)と考えている私にとって、もっとも推したい本である。
10 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
非常に難解な、言わば「現象学的倫理学」,
By
レビュー対象商品: 存在の彼方ヘ (講談社学術文庫) (文庫)
この書は超難解である。ある意味非常に哲学書らしい哲学書といえるだろう。 本書において、他者に対する受動性が、繰り返し語られる。 「内存在性の我執を超脱する」「みずからの口からパンを奪い、みずからの皮膚を贈与する」「他人のために身代わりになる一者」等の言葉により、倫理の根底を示そうともがいているようにみえる。ヒトは自分や身内を他人よりも大事にするのが当たり前のように感じられるが、実はそうではなく、私は他者や隣人の「身代わり」「人質」「従僕の臣従」であり、しかもそれは同情などではなく、さらに能作ですらなく、その「手前」にあるのだ。一読してみて、著者は難解な文章の隙間から読者にそのようなことを感じとらせようとしているのではないかと感じた。
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