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存在と時間〈上〉 (ちくま学芸文庫)
 
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存在と時間〈上〉 (ちくま学芸文庫) [文庫]

マルティン ハイデッガー , Martin Heidegger , 細谷 貞雄
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

1927年に刊行されるや、ドイツの哲学界に深刻な衝撃をもたらした、ハイデッガーの最初の主著。《存在》の諸相をその統一的意味へさかのぼって解明すること、そして、存在者の《存在》を人間存在(=「現存在」)の根本的意味としての《時間》性から解釈することを主旨として、「現存在の準備的な基礎分析」と「現存在と時間性」の二編から構成する。上巻ではこの前者を収録した。「現存在」の根本的な構成が「世界=内=存在」として提示され、「現存在」のうちに見いだされる「存在了解」を探求すべく、基礎的な問いが差し出される。

登録情報

  • 文庫: 524ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1994/06)
  • ISBN-10: 4480081372
  • ISBN-13: 978-4480081377
  • 発売日: 1994/06
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (11件のカスタマーレビュー)
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107 人中、82人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
一度なりとも『存在と時間』を原典でひもといたことのあるものは、細谷氏のこの訳業がいかに細心の気配りと苦心をもってなされているかを随所にうかがうことになろう。たしかにわが国ではこれまで幾種もの翻訳が試みられて来てはいる。だがそれらは、多く原文のドイツ語をいかに忠実に日本語に直訳するかに努力が注がれた。もちろんそれ自体は尊敬すべき誠実な態度である。だが、原文と突合せることを理解の条件とすることが、真の「翻訳」といえるだろうか。筆者には正直いって、いまこのそれ自体<哲学的>な問題に答えを示す準備はない。しかしひとつ次のことはたしかであろう。すなわち細谷氏のこの仕事は、もしあるとするなら唯一可能な、日本語のみによって『存在と時間』を理解する道を開いた、ということである。筆者には、今後こうした試みが、細谷氏のこの仕事で果たした水準で現れるのを創造すらできない。その意味でこの訳業は不滅であり、それが文庫本として安価に入手できる現在、ハイデガー哲学に関心をもつ全ての者にとっての幸福を祝う能天気に恥じるつもりはない。
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68 人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 当方は理系学生であり、哲学は高校生のときに二、三冊哲学書を読んだていどの知識しかありませんでした。
 しかし、ハイデッガーの「存在と時間」は、読者がヘーゲルやカント、アリストテレスといったほかの哲学者たちの思想を理解しているという下敷きのもとに書かれています。また、ハイデッガー特有の言い回し、用語などが用いられており、その用語の切り出し方にいたっても唐突なもので、編者のあとがきにもあるように未整理な印象を感じました。

 そういうこともあって、これから手をつけようという読者には相応の準備が必要だと思います。上下で八十三節ある「存在と時間」を一節に一日をあてがってじゅうぶんに読み込み、ノートに要点を書き込み、それぞれが言い表わしている点を結び付け、本書には付箋を張り……。
 そのような努力のもとに、ハイデッガー思想の片鱗が見えてくるものだと思います。よほど突出した読解力がある方でないかぎり、本書の理解はこのていどの労力なしに達成しえません

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18 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
その意義を理解した一握りの人々には、例外なく生涯に亙って破壊的な影響力を与えながらも、
残り99%の一般大衆には序文の頭から下巻の最後の一文字まで一体何言ってんのかすらさっぱりワカラナイ、
そんないかにも「テツガクテキ」な本の代表作、存在と時間。

その思想があまりに革新的であるが故か、はたまたその深遠な思想を誤読されることを極端に恐れる為か、
ハイデガーの入門書はさっぱり入門書の役目を果たしていないものが多いように思う。
そのことがこの魅惑的な名著を敷居の高いものに押し上げているとするなら非常に残念なことであるので、
誤解を恐れず私が感じた本書の魅力を伝えることで、本書を読む抵抗感が一抹でも和らぐことを期待したい。

私達は誰でも、この世界というのは宇宙があり銀河があり太陽系があり地球があり、
その北半球の小さな島国日本の一地域に、私というひとつの人間が住んでいることを知っている。

だが私がそのような知識を手に入れるはるか前から、確かに私は存在していたし、
世界の中の何処に私が位置しているかを教わる前から、私は確かに「ここ」に居た。
「実感としては」、世界があって私が然るべき場所に居るというよりも、
「私」が今「ここ」に居る、という方が正しい。そのことを認めるにあたっては、どのような知識も必要としない。

だが、ハイデガーは「私」が「今」「ここ」に「いる」という何でもない事実、敢えて学ぶ必要もないように思える自明の事実を、
私達は不適切にしか理解してこなかったのだ、と断ずる。そして何故彼がそのように主張するのかを知る時、
私達は私達の世界観を一切改めなければならぬような思いに駆られるのだ。

そんな「テツガクテキ」な問いどーでもいーよ、って思っている人にこそ薦めたい、刺激的な一冊です。
その意義を理解したとき、真の哲学は見た目ほど「テツガクテキ」ではないのだと悟ることでしょう。
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やはり凄いぞハイデッガー
... 続きを読む
投稿日: 2008/10/8 投稿者: テルケル
非存在の状態を解析
非存在の状態を知りたかった。非時間の存在の在り方を知りたくて手にとりました。... 続きを読む
投稿日: 2008/9/20 投稿者: 会話品質管理士
難解さととても身近な思索が織成す名著。後世への甚大なる影響。
存在論の組み直しによって、新たな思考の地平を切り開こうと、その準備段階として「現存在」分析(人間の分析)に入り込み、そこで頓挫して、未完となったのが本書である。壮... 続きを読む
投稿日: 2007/4/8 投稿者: 古本屋A
「死へ臨む実存的な存在の実存論的構造こそ、実は現存在の全体存在可能の存在論的構成にほかならないのである」といわれてもねぇ・・・
レビューのタイトルを見ていただいただけでも、ちょっとやそっとではわからない... 続きを読む
投稿日: 2007/3/2 投稿者: エパメイノンダス
とりあえず避けて通れない
要するに、人間は現存在として関係性の中に、開示態として存しているが、それは日常性の中に、即ち広義の「世間」の中に埋没しており、その現存在の様態をひとつひとつ明らか... 続きを読む
投稿日: 2006/1/4 投稿者: 七海光一
自分で「ある」とは何か、そしてそのために…
「自分であるとはどういうことなのか」が書かれているわけですが、
何といってもこの本の価値は「そのためにどうすべきなのか」... 続きを読む
投稿日: 2003/11/11 投稿者: 5マズロー
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