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この字書は工具書には向いていないものの、一種の読み物として活用できる。しかも、書き下し文を附した字書はこの書がはじめてであったし、また白川静博士も名前だけを貸した「監修者」としてではなく、「著者」としてこの本をひとりで書かれた。字書三部作(『字統』『字訓』『字通』)の掉尾を飾る一冊である。ぜひ座右に置かれ、熟読玩味されたい。
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