字幕翻訳家の苦労が、実に良く、しかもユーモアたっぷりに、書かれています。
これを読むと、これからは「誤訳」ではとか、「意訳」が酷すぎるとか言えなくなります。
「一秒=四文字」という制約の下での翻訳は、考えただけでも大変そうです。おまけに、見る側の「言葉の貧困」があっては大変です。更に輪をかけての配給会社の商業主義があります。
自分の思い通りに訳させてもらえないストレスは大変でしょう。
字幕映画が好きで良く見るのですが、その字幕の裏側を見せられると、なるほどと思えることが沢山あります。「誤訳」ではと感じるケースは、ハリウッドの大作映画に多いのですが、時間がないということなのでしょうか。原語のタイトルが多くなったのもそのせいだと聞いていますが、禁止用語を使わないためというケースもあるのでしょうか。
それと、教養の問題は確かに難しい問題だと思います。一番それを感じるのは、欧米のキリスト教を扱った映画で、日本人では理解できないのでは思う作品もあります。
いろいろ問題はありますが、是非頑張ってもらって、字幕映画の灯を消さないで欲しいなと思います。