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孔子 (講談社学術文庫)
 
 

孔子 (講談社学術文庫) [文庫]

金谷 治
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

人としての生き方を説いた孔子の教えと実践二千年の歳月を超えて、今なお現代人の心に訴える孔子の魅力とは何か。多年の研究の成果をもとに、聖人ではない人間孔子の言行と思想を鮮明に描いた最良の入門書

内容(「BOOK」データベースより)

長いあいだ聖人として崇められ、それ故にまた旧時代の権威として批判の対象ともされてきた孔子。歴史の粉飾を払い、聖人ではなく血の通って孔子の人間像を鮮明にするため、著者は『論語』の再編を試み、また「孔子観の変遷」という独自の観点から、彼の思想の展開を追究する。新しい「人としての生きかた」を提唱し、それを自ら学びつつ実践する努力を続けた人間孔子の魅力を描いた最良の入門書。

登録情報

  • 文庫: 428ページ
  • 出版社: 講談社 (1990/8/6)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061589350
  • ISBN-13: 978-4061589353
  • 発売日: 1990/8/6
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 荒野の狼 トップ500レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
孔子の思想と歴史的な生涯を書いた最も重要な資料は論語と史記とされています。多くの思想家・宗教家を理解するには原典をあたるのが往々にして一番ですが、こと孔子にいたっては論語は系統立てて書かれておらず、しかも短い句に深い意味がこめられており、解説なしには難解です。また、史記も伝説が含まれていることは知られています。一方、孟子や荀子にも孔子の理解に不可欠な一級資料があります。本書は、そうした諸本に熟知した筆者が、歴史的孔子像と後世になって作られた孔子像をあきらかにしていきます。よって、論語だけでなく孔子に触れている多くの本の正しい位置づけが理解できます。孔子の生涯と人間性(意外にユーモアがあります)、思想の核になる仁や天の解説、儒教の歴史が詳しく解説されているのに加え、論語の重要な章をトピックごとに並び替え、書き下し文とその詳細な解説が、時には孟子などの参照箇所も示した上で書かれています。論語の原典の通読を考えておられる人には、その前に是非、一読を薦めたい一冊です。解説はわかりやすく、たとえば“忠“という字は中と心からできており、つまり内なる心がまごころである良心であり、”信“は人と言が組み合わされてできた字で、つまりは人のことばに関係して外にあらわれたまことであるとしています。さらには、このことより、”外の形にあらわれた信を内省的に求めた結果として忠は得られるので、忠は信より一歩進めた徳であると解説がなされ著者の深い洞察が示されます。中国と日本の儒家とその他の思想史を熟知する著者は、たとえば“道義的な意味のこめられていることが、法と区別される礼の特色“といったように、それぞれの学派を儒教との関連において、的確に思想的・歴史的な位置づけをしていきます。これは研究の進んだ現代の学者であればこそ可能なことで、思想的にも日中の歴史上の大思想家を超えた深い哲学が随所に勉強できる、他書の入門書という枠を超えた、この本自体が名著と言われてしかるべきものとなっています。
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 簿記受験生 殿堂入りレビュアー
形式:文庫
孔子という名は知られているが、どういう生き方をした人なのか知る人は少ない。また孔子が創始したとされる儒教という宗教がどういう本質を持っているのか正確に答えられる人もまれである。本書は人間としての孔子に照明を当てる。まず序章で従来の孔子像の問題点を指摘し、第2章で「どれだけが真実か」「道徳と政治」「仁と礼の思想」「孔子にとっての天」という孔子理解のトピックを選び、孔子像を再構築する原点を定める。そして実際の孔子の生涯を概観し、春秋時代と呼ばれる時代に、彼がどのような人生を歩み、どのような人たちや門弟を交流して「儒教」という思想を確立したか吟味されている。第3章は、実際に『論語』から色々な文章を選んで、中国哲学の深い学識を持つ著者が解説を加え「論語入??」とも言うべき概説コーナーである。第4章で孔子死後の儒教の発展、近代の中国と日本での儒教批判などにも筆が及ぶ。孔子の全体像を知るための好著。
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