この『子連れ狼』シリーズが、「短縮版ではないのか?」という趣旨の問い合わせを、「東宝ビデオお客様センター」に行いました。
ご回答を戴きましたので、こちらにもレビューを書いておきます。
東宝側の説明によれば、「日本映画データベース」などでの、上映時間表記の方が、間違いなんだそうです。
そもそも、ビデオ初発売時に、たとえば「子を貸し腕貸しつかまつる」であれば、「本編83分」とすべきところを、「95分」という誤った時間表記で発売告知をしてしまったものが、一方的に流布してしまったのだ、という説明でした。
つまり、かつての東宝ビデオや、キネマ倶楽部(宝島探検隊)の通販で発売されていたビデオソフト、そして今回のDVDは、いずれも東宝に保存されているフィルム原版から起こしており、東宝としては(秒単位を切り上げるのか切り捨てるのかで時間表記に若干の相違はあっても)、「ノーカット版での発売」だと認識しているとの事。
また、日本での劇場公開後、海外公開用に再編集されて短くなったバージョンの原版しか残っていない、というのでもない、との事。
が…、では、版を重ねてきた『ぴあシネマクラブ』での時間表記などは、間違ったままで長年放置していたのですかね?
たしかに、「日本映画データベース」を再確認してみると、「子を貸し腕貸しつかまつる」が尺数:2,279m、時間:95分、「親の心子の心」が尺数:2,218m、時間:108分となっており、従来からの時間表記も怪しいのです。(2,279mが正しい数字なら、まさに本編83分)
しかし、私は6作とも映画館でも観たことがあり、「親の心子の心」などは、「さすがにビデオでは乞胸者に関する描写がずいぶん短くなってるなぁ。」と感じたので…。
なんだか釈然としないのですが、ともかく、東宝の公式見解としては「従来から劇場公開ノーカット完全版でソフト化しており、巷間流布している時間表記の方が間違い」なのだそうです。
ビデオ版と同じ長さでも、映画の面白さは十分伝わると思いますので、未見の方はぜひご覧になったほうが良いと思います。