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子規365日 (朝日新書)
 
 

子規365日 (朝日新書) [新書]

夏井 いつき
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

近代を代表する俳人である正岡子規の俳句を、1日1句、365句、厳選して紹介、解説する。愛媛在住の俳人、夏井いつきの読み解きには実作者ならではの斬新な視点がある。どの頁からでも読め、読み通せば子規の人となりが浮かび上がってくる。

内容(「BOOK」データベースより)

34年の短い生涯で、約2万4000もの俳句を残した正岡子規。その中から1日1句、365句を、俳人の夏井いつきが、実作者としての感性で選び出す。有名でない句の中にも、子規らしいほのぼのとした佳句、異色の作品がある。子規の苛烈な人生と、俳句の素晴らしさが迫ってくる一冊。

登録情報

  • 新書: 286ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2008/8/8)
  • ISBN-10: 402273227X
  • ISBN-13: 978-4022732279
  • 発売日: 2008/8/8
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 87,475位 (本のベストセラーを見る)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:新書
俳句を少しでもかじっている人で正岡子規の名前を知らない人は、まずいないだろう。
子規の句碑は、日本中至る所にある。
たとえば故郷松山駅前には

  春や昔十五万石の城下哉

の句碑があるし、東京の石神井川沿いには

  若鮎の二手になりて上りけり

の句碑がある。だが子規はわずか34歳で亡くなっている。この短い生涯で2万4000句もの俳句の他、
多くの短歌、随筆を遺している。
本書はその俳句の中から1日1句、合計365句を、短い感想と共に並べている。
この選句がいい。名句だけでなく、あまり取り上げられない句、異色と言われる句など、
まさに子規の「大きさ」を見る思いだ。日記のように1日一句ずつ読んでいってもいいし、
たとえば8月20日なら、その日の句を見ればいい。
蕪村が好きだったと言われる子規俳句の自由さ、自在さ、先鋭さ……わずか365句だが十分に堪能できる。

また短いが著者の感想と句評も、子規俳句同様、軽やかで自在だ。
何げなく手に取った一冊だが、まさに優れものの1冊だった。
なお著者は「俳句甲子園」の運営などでも活躍している、子規と同じ松山在住の俳人である。

それにしても、子規が長生きしていたらホトトギス派主流の日本の俳句界も
全く異なったものになったろうと痛感させられる。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 正岡子規を知らない方はいないと思います。朝日新聞に連載されていた
時から朝は子規を読んでいましたが、一日一ずつ俳句を読むのはすばら
しい事だと思います。

 福引きのわれ大いなる物を得たり
 
 正月に福引きを引きながら読むと本当にすばらしいですね。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 宣長さん トップ50レビュアー
形式:新書
「きょうの一句」と称して日替わりに違う俳人の句が次々出てくるのは、よくあるのですが、本書はあの子規の句ばかりです。その日頃にふさわしい句が2万4千句の中から選ばれているので、その季節の匂い豊かないい句に満ち溢れています。さあ、皆さんなら、どの日のどの句から詠み始めますか。私は自分の誕生日の8月28日季語〈秋〉をまず開きました。

 氷噛ンデ毛穴ニ秋ヲ覚エタリ   1901(明治34)年

『仰臥漫録』明治34年9月9日「頭を扇がしむ 氷水に葡萄酒を飲む」との記述の後の一句。(中略)己を突き放したこの読みぶりは辞世糸瓜三句へと貫かれる姿勢でもある。

 このように一句についての真髄をついた論評が五行簡明に記されている。著者は元中学国語教師から俳人に転身した俳センスの持ち主。
 軽妙で飽きさせない解説文が多く、どこを紹介したらいいか困るほどであるが、選ばれた句の中で諧謔味の感じられるものを数句挙げるにとどめたい。子規は真面目な写生句ばかり作ったのではないということを付記しておきたい。
 2月9日  〈飯蛸〉 手にとれば飯蛸笑ふけしきあり  1895〈明治28〉年 
 3月16日 〈燕〉 燕(つばくら)の何聞くふりぞ電信機  1892(明治25)年 
 7月11日 〈茗荷の子〉 茗荷よりかしこさうなり茗荷の子  1892(明治25)年
 10月18日 〈栗〉 真心の虫食ひ栗をもらひけり  1902(明治34)年
   
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