我が家の教育方針は「基礎と情熱」。
小学校程度の読み書き計算の基礎があって、何かをやりたいという情熱があれば、たいていのことはできると思うからです。
また、情熱を持ちそれを維持するためには基礎がないとつらい。
基礎がないとすぐ壁にぶち当たってしまい、へなへなとなってしまいがちです。
もちろんそれらを支える健康な体力も大切です。
同じようなことが、和田寿栄子『子供を東大に入れる母親のちょっとした習慣術』祥伝社\1200-に書いてありました。
「健全な負けん気」と「基礎学力」があれば、中学生以降、
親の言うことを聞かない時期が来ても、
絶対に大丈夫です。親に反抗することがあっても、学校という社会から
脱落しないでいることで、
歯止めがかかるのです。(121p)
和田さんは、和田秀樹さんのお母さんです。
二人のお子さんを東大に入れたわけですが、情熱と言う代わりに「健全な負けん気」と言っています。
よく人と比べるな、と言いますが、他人が比べて評論するのはよくないことですが、自分が誰かと比べるのはむしろいいことだと思うのです。
ライバルを見つけ、ライバルと今の自分を比べて、足りない部分を自ら強化する。
憧れの人を見つけ、それと比べてその差を少しでも縮めようとする。
そういう意味での「負けん気」は大切だと思います。
和田さんは「健全」な負けん気と言っています。
その意味も同書に書かれていました。
勝つために他人を蹴落とすのではなく、
弱くなりがちな自分に対して負けず嫌いであって欲しいと思っていました。(71p)
つまり、自分が精神的に強くなることが大切なんですね。
弱い自分に勝つ。
強い部分が少しでも自分にあれば、自分を大切に思えるようになります。
いい意味での自尊心。自己肯定感ですね。
で、健全な負けん気を育てるにはどうしたらいいか。
和田さんはこう言います。
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いじめにも耐え抜く「強さ」を植え付けるためには、何か子供の得意なことで「勝つ経験」をさせるのがいちばんです。
それは、勉強でもスポーツでも、囲碁将棋でも何でもいいのです。
勝った経験があること、勝てる分野があることで、子供は理不尽なことにも耐える「生きる力」を身に付けることができるようになります。(78p)
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どんな分野でもいい、得意なことで勝つ経験をさせるのが一番なんですね。
子どもですから、最初から「自分に勝て」なんて言っても無理でしょう。
最初は誰かに勝つことから始めなければならないんです。
子どもの好きなこと、得意なことを見つけて、他の子よりちょっと努力させて勝たせる。
勝てば嬉しいし、嬉しいからもっと努力するようになります。
努力すればますます勝つ確率が上がります。
そういう好循環の中で、わが子たちにも育っていってほしいですね。
もちろん、他人を蹴落としてまで勝つようなことは、卑劣なことだと教えていくのも大切ですね。
でも子育ての順番としては、まず何かで勝たせることが最初で、その中で少しずつ卑劣とは何か、卑怯とは何かを教えていくのがいいと思うのです。