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子供たち怒る怒る怒る (新潮文庫)
 
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子供たち怒る怒る怒る (新潮文庫) [文庫]

佐藤 友哉
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

僕たちはいつまで我慢しなくちゃいけないんだ? 理不尽を抱え続けなくちゃいけないんだ? 新世代文学の先鋒が描き出す、容赦ない現実とその未来。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ぼくが転入してきたクラスで行われていた、ゲーム。それは異形の連続殺人者・牛男の次の犯行を予測しあうことだった―。最初は面白半分だった。でも、いつしか、ぼくたちは引き返せない地点まで来てしまったんだ(表題作)。災厄が露にした、きょうだいの秘密(「大洪水の小さな家」)。教室で突如火を噴く、恵子のサブマシンガン(「慾望」)。デッドエンドを突き抜ける、六つの短編。

登録情報

  • 文庫: 352ページ
  • 出版社: 新潮社 (2008/4/25)
  • ISBN-10: 4101345511
  • ISBN-13: 978-4101345512
  • 発売日: 2008/4/25
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (22件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 266,761位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
とんでもないものを読んでしまったと思った。

本書は未成年を主人公にした短編集だ。 登場する子供たちは様々な形でみな歪んでいる。虐げられたり、惨いめにあったり。しかし、どうだろう。本書を読んでいて、その子供たちに同情する気には全くなれない。それは彼らを子供としてみることができないからだと思う。置かれている状況に対して徹底的に抵抗し暴力で居場所を確保しようと戦う子供たち。その異様な姿は怪物じみていて、そこに人間性を見出すのは難しい。

本書に収録されている話には全く救いがない。未来もない。まだ「死」という形のある終わりを提示されれば読者も多少は安心するのだろうが、それすらない。黒い、不安をかきたてる空気が残るだけだ。

しかし、本書に限って言えばそれでよいのだと思う。物語中子供たちは目を覆うばかりの惨劇に巻き込まれていく。本を伏せたくなるほどの陰惨な描写が続くわけだが、そこまで子供たち(と読者)を叩きのめしておいて、形ばかりのハッピーエンドなどにしてしまったら作品世界が破綻してしまうだろう。くだらいホラー小説を読んでしまった、と読者に投げ捨てられる作品になってしまう。しばらく口もきけなくなるほどの圧倒的に重い読後感は残るが、それが著者の狙いなら成功しているといって間違いない。

ただやはり、内容や描写に眉をひそめる、あるいは吐き気をもよおす読者もいることだろう。大多数に受け入れられるよりも、一部の同類が理解してくれればよい。著者のそんな意図が垣間見れる本だ。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
読み終わってから1年以上たってから、このレビューを書いてます。

記憶にのこっているのは、「子供たち怒る怒る怒る」だけでした。
それだけ印象的だったのかと思います。

おもしろいというか、世界観、価値観が独特で知っておく価値あり、
って点でオススメですね。

で、これから読まれる方への注意というか、参考までに
全般的にこの文庫のイメージは、
「死体」「グロい」「子供」「大人は無意味」ってとこですw
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 松瀬
形式:単行本
ユヤタン初の短編集。とりあえず鏡家サーガの例外編よりは楽しめました。

全編通して、子供たちの(または作者の)社会や大人に対する怒りが感じられます。そしてこれまでの作品に輪をかけてグロテスクです。

バトルロワイヤル風に学校を占拠する子供たちや、レイプとか近親相姦とかしちゃう子供たちもいます。

そういう普段生きている中ではなかなかお目にかかれない場面やら人間の深層心理などがよく表れているかな、と。

それにしても25歳の若者が書く作品とは思えませんね。ユヤタンもそろそろ年齢的にも大人になるんだし、今回の作品でキーワードとされている幼稚じみた怒りやらを隠して、また別の視点で作品を書いて欲しいと思わなくもないです。だけどまぁ大人になりきれない子供である僕は結構共感したところもあったし、総合的には良かったんじゃないかなと思います。('-,_ω-`)プッ
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