新社会人や経営者向けのビジネス用途、果てはリーダー論といった、いわゆる即効性の書籍が多く見受けられる昨今の論語ブーム。
その中で著者の一連のシリースは一貫して家族や親子、そして「こども」に伝える事が念頭に置かれ、近作もその姿勢が貫かれています。
こどもでも理解出来るという事は一見簡単なようで、実は難解な言葉で煙に巻くことが出来ない分、むしろ大人向けよりも難しい。
本書は親の視点、あるいは祖父母の視点で子供に伝えたい論語のエッセンスが凝縮されています。
難しく構える必要はありません、一緒に読んで、思った事を出し合って。
家族の絆を深めるのにも役立つ一冊です。
面白いなと思ったのは、収録されている章句はのべ54、つまり毎週1節取り上げていけば1年で完結できる点です。
論語って難しそう、どこから手をつければ良いのか判らない。そんな先入観を持つ方にもお勧めです。