教育に関する本はずいぶん読んでいるつもりです。
まあ、確かにそうだね、というのはあるのですが、新しい発見もなく、
当たり前のことを当たり前に書いている印象があります。
曰く「比較しない」「教育は長期的な視野でみる」など。
それが大切なのかもしれませんが。
非常に洞察に富んだ本としては次のものがあり
こちらのほうがお勧めです。
究極の鍛錬ユダヤ人が語った親バカ教育のレシピ読んでいて非常に気になったのが、抜きがたい自虐性です。
アメリカは素晴らしい。それに引き換え日本はあれもこれもだめだ、
といった類のものです。
何らかの観察があるとして、それを解釈したり価値判断するのは
人それぞれですが、同じことをいうにも、自分たちに対する敬意がなさすぎます。
改めるべきところはもちろんあるでしょう。
要は表現の問題であり、その根底にある敬意の問題だと思います。
たとえば、筆者のご長男がイギリスに留学したときにカルチャーショックを受けたそうです。
「野菜が嫌いなので肉を多く入れてください」といったら
野菜をいっぱい入れられたそうです。
これがもし日本なら、筆者は「日本人はひねくれている。表裏がある。」などと言い放ちそうな感じです。
イギリスに関してなので、「イギリスは紳士の国。イギリス人は口ではなく、行動で示すのです」と書いています。
アメリカ、イギリスの良いところを見つけて敬意を持つのはとてもいいのですが
抜きがたい自虐性を感じてしまいました。
たとえば、
考える・まとめる・表現する―アメリカ式「主張の技術」などはアメリカ式の表現・思考を素晴らしいものだといいながら、自分たちへの敬意を失っていません。
自分を尊敬することが教育の第一歩ではないでしょうか。