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<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス
 
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<子ども>のための哲学 講談社現代新書―ジュネス (新書)

永井 均 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

悪いことをしてなぜいけないか。ぼくはなぜ存在するのか。この超難問を考える。

青年の哲学・大人の哲学・老人の哲学――子どもの哲学の根本問題は、存在である。森羅万象が現にこうある、というそのことが不思議で、納得がいかないのだ。ここでは問いは、どうしたらよいのか、ではなく、どうなっているか、というかたちをとる。人生や自己が問題になる場合でも、それは変わらない。存在論はもちろん、認識論や意味論、そして科学哲学や言語哲学のすべての根底には、子どもの哲学がある。哲学発祥の地古代ギリシャでも哲学の徒は〈子ども〉だった。ローマ人やヨーロッパ人の多くは、意味もわからず、そのまねをしてみただけだろう。青年の哲学の根本課題は、人生である。つまり、生き方の問題だ。いかに生きるべきか――このひとことに青年の問いは要約される。――本書より



著者紹介

1951年生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学院文学研究科博士課程単位取得。現在、信州大学教授。専攻は哲学・倫理学。著書に『〈私〉のメタフィジックス』『〈魂〉に対する態度』―勁草書房、『翔太と猫のインサイトの夏休み』―ナカニシヤ出版―など。


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5つ星のうち 5.0 探究心旺盛な<子ども>へ, 2008/7/20
哲学者の永井均さんが書かれた本。
面白かった!

はるか昔、

「なぜ、わたしは一人しかいないの?」
「なぜ、人は死ぬの?」
「わたしは、どこからきたの?」

などについて、
ただただ、「知りたい」と思ったことはないだろうか?

この本の中には、永井先生が子どもの時に考えた

「なぜぼくは存在するのか」
「なぜ悪い事をしてはいけないのか」

という、2つの問いに対する考察が書かれている。
子どもの時の「知りたい」を、ずっーっと考え続ける事。
そこに、哲学の原点がある。
だから、人の哲学の本を読んで、「人の哲学のまね」をするのでは、本当に自分が知りたかったことに辿り着くことはできない。
自分にとっての重要な問いを考えつづける事、自分の哲学をする事が「哲学」なのである。
自分は、「何も知らないのだ」ということを知っている、<子ども>にしか出来ない哲学。
この本を読んで、それを知ることが出来た。

処刑されていくソクラテスの、自分だけが真実を知っているという快感に近い勝利感、そして、偽善の匂いに敏感だったニーチェの道徳的概念体系などの話は、特に印象に残った。

知りたいと願いつづける<子ども>へ、オススメの一冊♪
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16 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 むむむ、な一冊, 2007/3/10
 若い頃(私にとっての現在:中学生です)考えがちな二つの問題、
 「自分とは何か?」
 「なぜ良いことをしなければならないのか?」
 という二つの問題に焦点を当てて、突き詰めて考えてみる一冊です。そのほか、随所に永井先生の哲学の概念が見られます。
 「ぼく」という言葉は一体何を示すのか、記憶が全て別の物にすり替えられたときにそれは相変わらず〈ぼく〉なのか、など具体的な例を引き出し、そこへ永井先生の考えやコメントなどを交えて進行していきます。前書きによると、哲学入門の本としては少々異色であり、哲学の仕方を学ぶための物らしく、哲学史などはほとんど出てきません。ですから永井先生の意見にいちいち賛同しなくても良いようです。実際、私も二つめの問題、「なぜ良いことをしなければならないのか?」という事に関する永井先生の意見には反対です。
 付け加えておきますと、子供の、とありますが、中学生でも完全に理解するのには少々難しく、首を傾げることも少なくありません。特に、問題の議論が、結論(正確には結論ではありませんが)に近づくにつれ、ウィトゲンシュタイン云々、ニーチェ云々、と哲学ド素人の私が決して素直にうなずける内容では無いところも多々あります。前書きには「何某という人物が、何と言ったかと言うような事は全然気にしなくてもいい」とは書いてあるのですが、言及の仕方が深く、理解しなくては素直に飲み込めない事がありました。
 以上の様に難点も多いですが、内容はすごく面白いです。が、前述したように「異色の入門書」でありますので、正統に哲学を学ぶ(それがどういう事かは私自身分かっていないのですが)のを目的とする方には多分、あわないかと……
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10 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 哲学の入門書ではないですね, 2008/2/10

  本書の構成
  <第一の問い>なぜぼくは存在するのか
  <第二の問い>なぜ悪いことをしてはいけないのか

  私は書名から判断して哲学の入門書かと思っていましたが・・・甘かった・・・。

  <第一の問い>は、著者の考察が深すぎてほとんど理解できませんでした。
  「ぼくは存在するのか」なんていう問いは、正直私は人生において一度もしたことがありませんでしたし、
  またこれこそが「哲学をする」ということなんだとまざまざと思い知らされました。
  (この本はこの問いをまじめに何度かしたことがある方にはいいかもしれません)

  <第二の問い>では、

  「道徳という まやかし がなければ世の中はよくならない」

  「たとえ まやかし であっても
   みんながそれを信じているほうが世の中がよくなるような、そういう<うそ>というものがあるのだ!」
  という著者の叫びは心に響きました。
  著者は気づかぬ方が幸せなのに道徳の本質というものに気づいてしまったようです。

  確かに人生には、真実を見てみぬフリをして幸福追求の道を選ぶのか、
  それとも真理(真実)を追究して幸福追求をあきらめるのか・・・
  この二者択一を迫られる場面がたくさんある。

  哲学者という者はこのバランスがとれない、というより見てみぬフリは絶対できない、
  共感ゲーム(中島義道氏の本に頻出)なんて嫌だ、
  「ほんとうのこと」を知りたい、つまり真理追究の道を選ぶのであろうと思う。
  
  ≪「生きづらい人へ」-憔悴した心を鷲掴みする本の紹介-≫ なるブログを書いてます。
              興味のある方よかったらどうぞ覗いてみてください。 プロフのリンクからどうぞ。
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