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子ども兵の戦争
 
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子ども兵の戦争 [単行本]

P.W. シンガー , Peter Warren Singer , 小林 由香利
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いま世界中の戦場で、子どもの兵士が前線に立っている。大人よりも安上がりに勇敢な兵士になるという理由で、軍や武装組織が好んで子どもを徴兵するためだ。紛争地域に派遣された国連平和維持部隊でさえ、小中学生の年ごろの兵士に銃口を向けなくてはならないのが現実だ。子ども兵の実態を明らかにし、変容が進む「戦争のかたち」をあぶり出す衝撃のリポート。

内容(「MARC」データベースより)

いま世界中の戦場で、子どもの兵士が前線に立っている。なぜ彼らは兵士になったのか。どうしたら兵士から子どもに戻れるのか。子ども兵の実態を明らかにし、変容が進む「戦争のかたち」をあぶり出す衝撃のリポート。

登録情報

  • 単行本: 315ページ
  • 出版社: 日本放送出版協会 (2006/06)
  • ISBN-10: 4140811161
  • ISBN-13: 978-4140811160
  • 発売日: 2006/06
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
世界各地で戦争してるなんてテレビ画面の向こうの話。現実感なんてちっともない。

大半の日本人は、戦争に対してその程度の認識しかもってないんじゃなかろうか。私はそうなのだけど…。

日本に住んでいると死ぬまで戦争と無縁の人だっているだろう。それは幸せな事だと、能天気な事だと、こういう本を読んだ後は思う。

全世界的に18歳未満の『子ども兵』が存在する。現役兵は30万人以上。彼ら彼女らは誘拐されたり、強制的に徴兵されている。単なる数合わせのためではない。「従順」「大人に比べ見返りを求めない」「敵が躊躇する場合がある」など、『子ども兵』が有用だからだ。

本著には『子ども兵』の体験談がいくつも掲載されているが、どれもこれも目を覆いたくなるような内容だ。「チェチェン やめられない戦争」を読んだ時もそうだったが、私は戦争を知らなさ過ぎる。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 小僧 VINE™ メンバー
形式:単行本
冷戦後の「新しい戦争」。民族紛争や低強度戦争など呼び名は様々であるが、本書はそんなポスト冷戦期の戦争の特質を「子ども兵士」という現実を通して考察する。全世界80数カ国において確認されている「子ども兵士」たち。なぜ冷戦後の今、子ども兵士が激増しているのか。本書はその背景を鮮やかに描写していく。その上で最後に「子ども兵士」廃絶に向けた、著者による処方箋が提示される。

一般に、紛争を前にすると即、「介入は是か非か?」、特に、「武力介入は是か非か?」といった議論に陥りがちだ。結果、戦後の平和構築、特に社会に根付いた暴力への志向などといった社会的土壌をどうするかという問題にはほとんど議論がなされることのないままにPKOや武力介入という外科的な処方がなされ、状況をますます悪化させてしまうきらいがある。しかしながら本書は、冷戦後の紛争の特質として何よりもまず「子ども兵士」の問題を捉える。それがさらなる暴力の連鎖と地域秩序の崩壊の原因となっており、「子ども兵士」の根絶なくして平和構築はありえないという問題意識こそが本書の意義を際立たせている。

日本でも「国際貢献」が叫ばれる今日、「国際貢献論」を簡単に自衛隊派兵の問題に矮小化するのではなく、著者のように現代の世界が抱える絶望的なまでに深刻な問題をきちんと把握し、解決に向けて何ができるのか、常日頃よりきちんと考えておかねばなるまい。広く平和とか国際関係に関心のある方に是非お薦めしたい一冊である。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「子ども兵」が全世界的に存在し、それは単なる数あわせなどではなく戦略的に「徴兵(誘拐、強請)」によって行われ、即戦力として戦闘のプログラムにきちんと組み入れられ、組織的に使われている存在であること、その数は数十万に上り(現在でも30万人以上の「現役兵士」がいるとのこと)、戦闘が終わった後も残虐な行為をした悪魔として「故郷」に復帰することも出来ず戦争から戦争に渡り歩く戦争屋になってしまいがちなこと、戦闘だけではなくエイズや麻薬によってボロボロの体にされてしまい社会復帰には、もともと存在していない倫理を理解させるところから始めなければならず異常な苦労を強いられること、など、始めて知ることばかりで驚くばかりであった。アフリカのシエラレオネやリベリアではダイヤモンド鉱山を大人たちが奪い合うための道具として子ども兵が使われ、一国を転覆させてしまった。子ども兵がこれほど世界中で広範囲に使われるようになったのは、たったこの20年ほどであるという。

本書は、子ども兵の存在とその理由、そして子ども兵を守り社会復帰させ子ども兵という制度を根絶させるための方策について論じているが、最初の2章、子ども兵の現実だけでも読む価値は十分にある。

私はこの本を読んで戦争の見方がまた一つ変わった。

著者は前作「戦争請負会社」で現代の戦争の新しいパラダイムを示した好著を著している。イラク戦争ではこの本を事前に読んでいるか否かで識者のコメントも全く変わったという。

おすすめです。是非。
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