0から6歳までの間は右脳が優位に働いていて、この時期に英語を大量にインプットすると、自然に子どもは英語をアウトプットするようになるという説を説く。絶対音感を習得できるのも6歳までであり、聴覚の敏感な6歳までが語学習得の最高の時期であるというのは納得できる。帰国子女でも8歳以降に米国に住んでいた人は、「r」と「l」の聞き取りテストが普通の日本人とほとんど変わらないなど、興味あるデータも示されている。
しかし、七田式教材や教室の宣伝が多いのが難点。体験談などは、6歳で英検3級合格したとか、3歳で日本語の物語を書き6歳では英語の物語を書くようになったとか、特殊な才能を持つ子どもたちのことばかり書いてあり、凡人にはあまり参考にならない。家庭で誰かが英語だけで話しかけて育てるのが一番いいなどと書いてあるが、それには親に英語が話せないといけないわけで、それだったら何も苦労しない。
日本にいながら、しかも親が英語を話せないのに子どもをバイリンガルに育てるには、子どもに毎日毎日英語のCDやテープを聞かせ、一緒に英語の絵本を読み、フラッシュカードを見せ、七田式の教室に通わせること・・・。相当親のモチベーションが高く、素直に親に従う子どもを持たない限り、こりゃ無理だ。