本書で語られるトップアスリート達には天賦の才を感じる。それは類稀な身体能力であったり、恵まれた体格であったりというだけではなく、人一倍の練習と負けず嫌いに裏打ちされる上昇志向だ。幾度も壁にブチ当たり、折れ線を描きながらも右肩上がりに登るサッカー人生。リセット風が棚引く昨今、努力し続けることが出来る才能。そしてそれを開花させる巡り合わせ。強運と言っても差し支えないだろう。更にはピッチ外で時にボランチ、またある時はポストプレーでと、我が子を支えつつ次のステージへとそっと後押ししてあげる親御さんと周囲の仲間達。これら全ての要素が性質は違えど揃った時、カテゴリーAが現実のものになるのだろう。ただ面白いのが本書に登場する殆どの親御さん達が多少の謙遜も含まれているのかもしれないが、ここまでの息子の躍進を予期してなかった事だ。やはり彼らには天賦の才が宿っていたとしか思えない。 あと、気になったのが一人っ子がいない事(少なくとも今回取り上げた選手の中には) 非常に気になる。第2弾があればその辺を関連付けたアプローチも是非。
間もなくW杯。本書を読み、代表選手の幼少からの歩みを知る。ちょっと違った視点で観戦出来る筈だ。