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子どもの脳を守る ―小児脳神経外科医の報告 (集英社新書)
 
 

子どもの脳を守る ―小児脳神経外科医の報告 (集英社新書) [新書]

山崎 麻美
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

知られざる小児医療の最前線を紹介する!
小児脳神経科医である著者が、虐待、脳腫瘍といった子どもの脳へのダメージ、後遺症がいかに深刻なものであるかを報告するとともに、子どもの脳を救うためのあるべき医療、行政の姿を考えていく。

内容(「BOOK」データベースより)

虐待のメカニズム、脳腫瘍、水頭症治療、出生前診断の問題まで、子どもの脳をめぐる医療の最前線を具体例で紹介。子どもたちのためのあるべき医療、家族のありかたを考えていく。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 集英社 (2007/5/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087203948
  • ISBN-13: 978-4087203943
  • 発売日: 2007/5/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 277,395位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
3人の子どもを持つ母として読みました。

第3子が胎児期水頭症で二分脊椎症という先天的な障害を持って生まれ、私たち家族も苦悩したり、支えあったり、乗り越えたりしてきました。今家族5人楽しく生活しています。

私もお腹の子が23週で二分脊椎症と水頭症が判明し、苦悩しましたが(でも一瞬でした)出生前診断があって、生まれるまでの準備としてはありがたかったです。

内容も難しい言葉にはきちんと説明があって、私でもよく理解できる内容でした。

先生方のお考えや、人間臭さのようなもの、それらを知ることが出来、安心いたしました。
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形式:新書
ボブ・ディランというアメリカのシンガーがいます。かれは若いときに、スタインベックをして「偉大な民衆詩人」と言わしめたウディ・ガスリーという一人のフォーク歌手に大きな影響を受けるのですが、そのときの出会いを後に次のように表現しました。「かれ(ウディ・ガスリー)はニンゲンという一冊の本を持ってきて、これを読めと言った」と。当初、小児医療、脳神経外科といった興味から読み始めた私が、本書を読み終え最後のページを閉じながら、いま感じているのはそれと似たような感慨です。まさに本書は「ニンゲン」について書かれた大きな一冊です。紹介したいエピソードはいくらでもあります。そのどれもが平易な、等身大の言葉で語られながらも、生と死のはざまにあって、または困難な病気を抱え、ときに大きな手術を目前にして、幼い子どもの死を間近にして、苦悩し、身もだえし、格闘し、乗り越えていった母親や父親、家族、そして子どもたち自身の、重たい記録です。それらに30年間寄り添い、医師として治療に尽力してきた、自らも二児の母親であり妻である著者が考えてきたこと。それが幼児虐待であったり、家族の形や子育てであったり、死や最新の医療現場、出生前診断や遺伝病、障害者や差別のことであり、また医師の労働環境の改善であったりして、さながら深い思いに染め抜かれたさまざまな模様のようなそれらをまとった一枚の大きな藍染布が本書であり、そこには「ニンゲン」がくるまっています。その顔はときに、理不尽な虐待を受けて無念に死んでいった子どもの顔であったり、短い生を懸命に輝かせて死んでいった子どもの顔であったり、または「次の子も同じ病気でも大丈夫。だって大ちゃんはこんなにかわいいもん」と健気に言ってみせる母親であったりして、本書を読む者はその一人一人の顔を通して結局、著者が最終章に記している「違いや多様性を、切り捨てない社会、見捨てない社会」について、きっと思いをはせるのでしょう。
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形式:新書
さまざまな角度から読める良書だ。10人の人が読めば、それぞれの立場によって、10通りの読み方、感動があるだろう。本書では、小児脳神経外科医である著者が、患者と共に体験した事実を、失敗した経験も含めて素直に語っている。本のタイトルから、医師の立場に立った著者が、小児の脳疾患について語っていると思われるかもしれないが、内容のほとんどは、著者と患者または患者の親とのやり取りである。幼児虐待による脳傷害、脳腫瘍、水頭症などのエピソードの一つ一つが感動的なのは、もしかしたら、著者が読者に語っているというより、30年間の医師生活を振り返って、自分自身の心に語りかけているからではないか。読者を意識しない自然な文章の流れが、かえって読者の心に響くのでないかと思う。それにしても、脳に障害を持った子供やその親の言葉がどれも印象的だ。ものごとの本質は追い詰められたときに見えるようだ。親子の関係とは、生きるとはどのようなことか、女性が働き続けるには、などさまざまな問題に対するヒントが、エピソードの一つ一つに隠れている。エピソードを疑似体験しながら、その答えを見つけるのは、読者の仕事であろう。
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