今年、福音館書店から中村柾子氏の「絵本の本」が出版されました。読書ボランティアをしている私には必読書とも言うべき1冊です。著者は幼稚園と保育園に長年勤めた方ですが、3冊の絵本論を出版しており、一貫して「子どもにとって楽しい絵本とは」を主軸に絵本を選び、絵本について語っています。その初の絵本論がこの本です。今から26年前に出版され、著者30代の作品です。私も30代の母親で、子どもたちと絵本を楽しんでいた時だったので、とても新鮮で、感激しました。何よりも、著者が高いところから「絵本は子どもにとってこういうもの」と、決めつけていないことが新鮮でした。図書館から何度か借り出して、繰り返し読み、子どもに学ぶという姿勢を著者から拝借しました。今回、新しく出た本を購入したのがきっかけでぜひ読みたくなったのですが、残念ながら絶版。やむなく、アマゾン経由で古書を購入しました。今、絵本がファッションになっていたりしますが、子どもの立場に立っての絵本選びを考えている人は、ぜひ読んでみてください。復刊して欲しい本です。