子供にオペラを見せようとするとき、選択肢は3つ、いやもしマリオネットを含めるとしたらもう少し増えるのかな。
ひとつはフンパーディンクのヘンゼルとグレーテル。もうひとつは、ヤナーチェクの、賢い女狐の物語、これはDVDはアニメ版もあってすばらしい、そしてモーツアルトの魔笛、後はマイナーだけどカルルオルフのメルヘンオペラだけど、これは日本では見れないな。このジャンル、もう少し選択肢が多いとありがたいんだけど。
さてこのDVDの特徴は英語版と日本語版が入っており、歌手が違うんだ。日本語版はモノローグが日本語になっている。台詞と歌はドイツ語で字幕つき。ただ、4歳の子には字幕は読めないので、親が横で解説して見る。全1時間に短縮してあって、例えばツァラストロのアリアとか最後の夜の女王のアリアなどはない。女王の家来の次女も一人だけと簡素化されている。
テレビは1日30分までときめてあるので、2日に分けて見る。そうすると、子供は集中して見てくれる。じーっとすわっていたということは、面白かったのかな。
歌手はみなとてもいい。配役にピッタリだな。ただ、最初のシーンが納得いかない。女王の次女の一人が、自分で蛇役をやって、蛇をやっつけたあ? といってしまうのは、ちょっと短縮しすぎ。子供心に、このとき、デカイ蛇がやってきて、タミーノを襲うというシーンは、必須だったんです。それを小さい蛇で、あんなに短縮されるのは、やり切れない。星ひとつ減らしました。
ジークフリードと、魔笛の蛇はデカイ方がいい。
あとは、良くできています。モノスタトスは衣装も面白く、子供にとっては面白い半分怖いみたいでした。パパゲーノもパパゲーナもかわいくて、なかなかいい感じですよ。
あ、オケもかなり小編成で編曲されています。まあ、メロディーとストーリーになじむにはこれぐらいが妥当かな。
他の選択肢としては、ザルツブルグのマリオネット劇場版の魔笛があります。でもより小さい子供は、劇場版のこちらの方が見やすいかもしれませんね。