タイトル通り、子どもに本を買ってあげる前に読んでほしい本です。
この本の特徴は、カタログ的にお勧めの本を羅列しているのではなく
買い与える側である大人たちの意識の変革を促しているということ。
そのため、具体的なタイトルは少なめですが
どのような本を子どもたちが求めているのか、
また現代の子どもの本はどのように変化しているのか、詳しく述べられています。
子どもも一人の人間であり、読みたいと思う本はひとりひとり違うこと。
読みやすい装丁、いい感じのジャケットに心惹かれること。
ただし大人とは異なり、年齢によって読める本のレベルが異なること。
基本といえば基本なのですが、案外この基本が抜けている大人も多いものです。
「子どもが本をよまなくて……」という相談をうかがっていると
子ども自身の好みを把握せず、ただ自身の好みや他人の推薦を丸呑みして
子どもに勧めていることの多さに驚かされます。
そのためこの本を読みながら、随所で「そうそう!」と快哉をあげていました。
少しでも思い当たる節のある方は、ぜひこの本と
現在発売している児童書を10冊くらい読んでみてください。
著者のおっしゃっていることが、心から得心できると思います。
それから、子どもが嬉しそうに読む本の傾向を確認して。
子どもが喜ぶ、本を読むのが好きになれるような本を、買ってあげてください。