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子どもと学校 (岩波新書)
 
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子どもと学校 (岩波新書) [新書]

河合 隼雄
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

子どもたちの生きる社会環境が激変する今日,「教育」のあり方が,いつにも増して問われている.臨床心理学者として,子どもの心の世界に長年接してきた著者が,帰国子女や不登校児の言葉に耳をかたむけ,日本型教育への疑問,心や性の教育の必要性を盛り込みながら,子どもと学校の新しい関係を創造する道を語る.

内容(「BOOK」データベースより)

子どもたちの生きる社会環境が激変する今日、「教育」のあり方が、いつにも増して問われている。臨床心理学者として、子どもの心の世界に長年接してきた著者が、帰国子女や不登校児の言葉に耳をかたむけ、日本型教育への疑問、心や性の教育の必要性を盛り込みながら、子どもと学校の新しい関係を創造する道を語る。

登録情報

  • 新書: 234ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1992/2/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4004302129
  • ISBN-13: 978-4004302124
  • 発売日: 1992/2/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 臨床心理家として活躍してきた著者による、本書は概念的なものを扱っているのではなく、実践的で、いつの時代にも当てはまるものとして、読み取る事が出来た。というのも、1992年に初版が発行されたのにも関わらず、現在の 教育にも、十分対応しうる内容として感じられたからである。

著者がよく教育の観点として用いる「父親の目」、「母親の目」からの学校への批判的な文章は、教育の問題点を浮き彫りにさせており、その際の対策も具体的に述べられている。

 「教える」事に重点を置き、「育てる」事を軽視した教育が、いかに危険である事なのか、またそれがいかに子供の自由な発想を妨げているのか、を知ることが出来、深く考えさせられた。児童生徒のカウンセリングなども行っている臨床心理家ならではの意見ではないだろうか。

 また「体育の笛」の意義、「不登校の「処方箋」」というユニークな観点からの論述は、読みやすく、興味を次々へと発展させ、教育というものがいかに学際的な視点を必要としているのか、といった示唆を含んでいるものだと感じられた。
 
 まとまりがあり、非常に勉強になる本であった。

このレビューは参考になりましたか?
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ミヤコ トップ100レビュアー
形式:新書
筆者があとがきで書いているように、「大所高所」からの大まかな教育論ではなく、「小所低所」からの視線で書かれている。書かれているテーマも、道徳、不登校、思春期、性…と多岐にわたっていて、実例も挙げながらの論なので、現場教員にとっても非常に参考になった。
話も分かりやすく書かれていて、しかも内容が濃くて、オススメの本です。
このレビューは参考になりましたか?
By どぜう トップ1000レビュアー
形式:新書|Amazonが確認した購入
学童期の子供を持ち、色々難しい問題に頭を悩ませている世の親たち向けの本かと思い本書を手に取ったのですが、実際に目を通して見ると、寧ろ学校の先生方に読んで頂けたらうれしいなぁ、という印象を持ちました。

もちろん、親の子育て支援のための本としても読み応えは十分なのですが、本書は一部書下ろしの章を除いて、『授業』、『教育の方法』、『教育委員会月報』』、『これからの幼稚園教育を考える』などに著者が寄稿したものを、改訂・加筆してまとめたものであることからも、先生方を主な対象としているのかもしれません。

いずれにしても、小学1年生の書いた複数の「詩」を題材に子供の倫理観・道徳性を検討したり、「笛」を題材に体育教育のあるべき姿を問い直したり、という著者の問題提起の見事さにはひたすら感心するばかりでした。
具体的な問題からやさしく問いかける形で、教育の現場で兎角「育」よりも「教」に傾きがちなこれまでの私たちのあり方や、「個性」教育の中身などについても、反省を促してくれます。

教育の中身というよりは学問論で記されている、「男性の目」「女性の目」というのも印象的でした。
精神分析なども、学問としての体裁を整えるには創始者のフロイトのような強い「男性の目」を必要としたのでしょうが、その後、色々叩かれてしまったのは、それが学問の内実として必要としたはずの「女性の目」を、少なくとも当初は大きく欠いていたことにも関係するのでは、などと思った次第です。

特に大きな主張が掲げられているわけではありませんが、読みやすい形でまさに「小所低所」からこれまでの問い直しを迫ってくれる書として秀逸と感じられたため、★5つとしました。
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