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著者がよく教育の観点として用いる「父親の目」、「母親の目」からの学校への批判的な文章は、教育の問題点を浮き彫りにさせており、その際の対策も具体的に述べられている。
「教える」事に重点を置き、「育てる」事を軽視した教育が、いかに危険である事なのか、またそれがいかに子供の自由な発想を妨げているのか、を知ることが出来、深く考えさせられた。児童生徒のカウンセリングなども行っている臨床心理家ならではの意見ではないだろうか。
また「体育の笛」の意義、「不登校の「処方箋」」というユニークな観点からの論述は、読みやすく、興味を次々へと発展させ、教育というものがいかに学際的な視点を必要としているのか、といった示唆を含んでいるものだと感じられた。
まとまりがあり、非常に勉強になる本であった。
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