私が知りたいのは、科学者たちの頭の中にある話でなくて、実際にどうしたらいいのかということでした。
この本は、1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の後、1992年から、ベラルーシ共和国で被災した子どもたちを日本に転地療養に招いてきた「NPO法人チェルノブイリのかけはし」代表の野呂美加さんが書いた本です。
25年前に、原発事故で放射能にさらされた子どもたちが生きていくために、放射線の影響軽減するために、どのようなことが必要だったのかが実体験を通して簡潔に書かれています。
何よりもうれしかったのは、1ヵ月でも放射能汚染のない場所でのびのびと過ごすことができた子どもたちの健康が回復することです。
大人は子どもたちを守らなくてはいけません。それができなければ、未来なんてない。
福島の子どもたちにも、ぜひこのような転地療養を実現してほしいです。せめて長期休暇の間だけでも。
この本と一緒に、小出先生の『子どもたちに伝えたい 原発が許されない理由』を読みました。
子どもがいる人、子どもたちと関わる人には、この2冊を読むことをおすすめします。