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子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3)
 
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子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3) [文庫]

辻村 深月
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱(あさぎ)だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番ーー」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。

内容(「BOOK」データベースより)

大学受験間近の高校三年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番―」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。

登録情報

  • 文庫: 500ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/5/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062760495
  • ISBN-13: 978-4062760492
  • 発売日: 2008/5/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 孤独感の育てたモンスター, 2011/8/23
By 
bluestar - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3) (文庫)
最初は、あちこちに話が飛ぶので時系列がわかりにくくなり、若干読みづらかったのだが、読み進むにつれ毎度のことながらぐんぐん引き込まれた。辻村作品はこれで3作目になるが、人のいい所、悪い所を分けて描いていない所が好きなのかもしれない。月子も恭司も根本的にいい人間であるけれど、一部の人間からは好かれない面を持っているし、孝太にしても努力家で温和、誰にでもやさしい。だが、見方によってはもっと気持ちを表に出して、行動に出せばいいのに、と思うかもしれない。そんな登場人物たちの描き方にリアリティを感じるのか、はたまた誰かの中に自分と共通する部分を見つけるからなのか、これだけの長い作品なのに、簡単に感情移入してしまう。

 私は虐待を受けたことはないから、世間全体を恨む気持ちというのも、そのために無関係の人たちを手にかける心理にも共感は出来ないけれど、理解は出来る気がする。自分以外に寄り添える人間がいない孤独感の中で生きてきたら、こうなってしまうのかもしれない、と。孤独ではなくて、孤独感。

 ちょっとしたボタンのかけ違いで、物語はどんどん悪い方へ進んでいく。あの時、こうだったら・・・と。それはちょっとした勘違いの積み重ねだったりもするし、行動のタイミングだったりもするのだが、ボタンの掛け違いがなかったら、浅葱の”ゲーム”は始まらなかったのかな、と残念に思う。最近は、ついつい”親”の視点で物語を見てしまったりするのだけれど、今回は月子の視点で読むことが出来たので、浅葱がこれからどうするのか、下巻におおいに期待。
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 不条理が消化不良。, 2010/5/21
レビュー対象商品: 子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3) (文庫)
「スロウハイツの神様」がとてもよかったので本書を購入したのだが、あちらのほうが好みだった。
もちろんこちらはミステリで向こうはそうではないのだが、
本当に辻村氏はミステリ向きする作家なのかどうか、読了してやや疑問が残った。
確かに読み進めていく中で、すぐに真相がわかったわけではないのだが、完全に予想外だったわけではなく、
こちらが立てたいくつかの予想のうちのひとつが当たっただけで、カタルシスが得られたわけではなかった。
後半になるとキャラの立ち位置がはっきりわかってきて気にならなくなるものの、前半は全体的に説明口調で、
特に月子のしゃべりかたなど容姿としっくりこない部分も引っかかった。
なにより、殺人に及ぶ登場人物の心の動き、周りの反応などがやたらと希薄で、
生々しいシーンを描いているにも関わらず悲壮感があまり伝わってこないのが残念だった。
というか読んでいて気分が悪くなった。
結局、なんの罪もなく殺されていった善良な人々が報われないままで、それに対する不条理を、
悪い意味でまともに処理しないまま物語を収束させていったことが不満
(カミュの「異邦人」のように投げっぱなしではなく、中途半端に正当化しようとしているところが特に)。
虐待などを動機に片付けようとしているところがチープに感じた。
ミステリとしては悪くはなかったと思うが、不快な点が色々とあったために星3つ。
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14 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0 良いのかな?, 2008/9/10
レビュー対象商品: 子どもたちは夜と遊ぶ 上 (1) (講談社文庫 つ 28-3) (文庫)
 自分たちのこれまでの境遇に対する復讐から、殺人ゲームを
続ける「i」と「θ」。その過程で、2人を迫害した人ばかりか
無関係な人たちまで次々に殺されていく。

 最後は2人がこの世から消える事で、ゲームを終らせるはず
だった。

 心理描写の見事さは文句無く認める。

 しかし、友人が理不尽に殺され続けているのに、
主人公クラスの人たちの怒りが希薄で、リアリティが無い。

 おまけに、犯人には最後に救いまで用意されている。
最後には、この2人が破滅する事で、この物語は収まりが
着くはずだったのに。

 何の罪も無いのに殺された善良な被害者たちが救われず、
理不尽なラストになってしまった。作者がこの2人のキャラに
思い入れが強すぎて、非情に徹し切れなかったのだろうか。

 おかげでラストのキレが悪く、なんとも後味が悪かった。
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