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子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書)
 
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子どもが育つ条件―家族心理学から考える (岩波新書) [新書]

柏木 惠子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

自己肯定感の低下、コミュニケーション不全の高まりなど、子どもの「育ち」をめぐって、様々な“異変”が起きている。一方、子育てのストレスから、虐待や育児放棄に走る親も目立つ。こうした問題の要因を、家族関係の変化や、親と子の心理の変化に注目して読み解き、親と子ども双方が育ちあえる社会の有り様を考える。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

柏木 惠子
1932年、千葉県生まれ。東京女子大学文学部卒業、東京大学大学院教育心理学専攻博士課程修了。教育学博士。現在、東京女子大学名誉教授。専攻は発達心理学、家族心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 228ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/7/18)
  • ISBN-10: 400431142X
  • ISBN-13: 978-4004311423
  • 発売日: 2008/7/18
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By いせむし トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
家族の変容のあり方に関して、
その意識の変化を丁寧に追いかけています。
本格的な心理学だと・・・。

意識変化と役割変化の関係がわかりやすく解説されていて、
家族を考える基本的な知識が網羅されていると思います。
心理学の新書としては、
ずいぶん本格的な内容です。

家族の役割に関して、
改めてその変容の大きさを確認できました。
文章は若干堅めで、新書的な軽さのないしっかりした記述が続きます。
最近の社会変化をタイムリーに追いかけているかと言えば、
その点では物足りないように感じます。
現代的なテーマを追いかけた一冊ではなく、
著者の柏木先生の研究の集大成的な著作ではないかと思います。
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20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
タイトルからは想像しにくいが、本書の大きなテーマは「女性の子育てと労働」に関しての内容と考えたほうが良い。

「子供ができたら女性は仕事をやめて育児に専念するべきだ」。今の時代、ここまで赤裸々に叫ぶ人はいないだろうが、それでも社会的な見えない「母性を求める力」は日本特有に残っている。子供が生まれると、子供を中心にして家庭が動き出す。それは決して悪いことではないが、この場合育児に対する姿勢が問われることになる。仕事を続ける男性は、仕事場という別環境に触れることで社会的関係を維持、ストレスの解消にもなっているが、家庭という閉鎖空間でずっと変わることのない環境におかれ続ける専業主婦の「母性」が果たしてバリバリのキャリアウーマンの「母性」よりも優れているのだろうか? 押し付けられた育児ではなく、もっと大局的な視点で育児を考え直す必要があると筆者は主張する。近年、多くの企業で「(女性の)育児休暇」を設けるようになってきており、それが一つの「売り」になっているが、それは裏を返せば、「女性は子供ができたら家にいるべき」というメッセージの裏返しであり、労働力としての女性をひきつけるための企業戦略とも取れる、という筆者の議論は的を射ていると思われる。

全体的に読みやすく共感できる話が多いので、気楽に読破できる。しかしながら、途中途中で出てくるグラフやデータが極めて読みにくく、中には学術的意義が疑わしいものも含まれているため、その点を差し引いて今回は星4つの評価とした。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By waves
形式:新書|Amazonが確認した購入
硬いタイトルに硬い内容。子育てだけでなくジェンダーのあり方にも目を向ける。家族心理学を研究してきた柏木さんの集大成のような本らしい。

柏木さんが憂うのは女性にばかりプレッシャーがかかる子育てのあり方。もともと家族規範意識の強い日本にあっても社会の現代化の影響は家庭にも及ぶ。責任を背負い込んだ女性は専業主婦として子育てに没頭し、仕事を続ける女性には非難の目が向けられ、リスクを察知した女性は子供を作らず・・・と悲観論でぐるりと一周した後で、子育て現場での父親不在がひどい、と父親と企業をばっさり切り捨てる。

「先回り育児」にも警鐘を鳴らす。幼い頃から教育投資し過ぎなんじゃないの、という意見には賛成なのだが、解決策として「子供をよく観察する察し」を挙げたのは学者らしい片手落ち。習い事もほどほどにして腹一杯遊ばせた方が脳も心も育ちますよ、くらいの方が現実の親たちには訴求力があると思うのだがどうだろう。「少子良育戦略」という造語には学者らしい慧眼と関心したのだが。

柏木さんの言う通り、社会の変化に合わせて家族の姿も変わっていく。多分日本の育児は柏木さんが研究されていた頃からもう少し進歩していて、子育て支援施設のようなものも増えているし、父親の育児参加意識も着実に向上している。良いこと沢山書いているんだけど、もう少し暖かい視線で見てくれればいいのになぁ、という読後感が残った。
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