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子どもが減って何が悪いか! (ちくま新書)
 
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子どもが減って何が悪いか! (ちくま新書) [新書]

赤川 学
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
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子どもが減って何が悪いか! (ちくま新書) + 少子社会日本―もうひとつの格差のゆくえ (岩波新書)
合計価格: ¥ 1,575

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

少子化が進んでいる。このままでは日本が危ない。そう危ぶむ声もある。これに対し、仕事と子育ての両立支援などを行い、男女共同参画社会を実現させれば少子化は止まる、と主張する人たちがいる。本書は、こうした主張には根拠がないことを、実証的なデータを用いて示してゆく。都市化が進む現代にあって少子化は止めようがなく、これを前提とした公平で自由な社会を目指すべきだと主張する本書は、小子化がもたらす問題を考える上で示唆に富む一冊である。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

赤川 学
1967年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科社会学専攻博士課程修了。博士(社会学)。現在、信州大学人文学部助教授。近代日本のセクシュアリティーの歴史社会学、ジェンダー論などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 217ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2004/12)
  • ISBN-10: 4480062114
  • ISBN-13: 978-4480062116
  • 発売日: 2004/12
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (37件のカスタマーレビュー)
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勇気ある本 2006/9/18
By 馬場伸一 トップ500レビュアー
形式:新書
誤解のないように断っておくが、本書の筆者は男女共同参画に反対しているわけではない。(それは評者も同じである。)本書で筆者が主張していることは、「男女共同参画施策は、少子化対策には(たぶん)役に立たない」ということであり、本来それ自身で価値あるものであるはずの「男女共同参画施策」を、少子化対策の「手段」として用いることの危うさである。「男女共同参画は、それはそれとして推進されるべきことがらであり、仮にそれによって出生率が下がることがあったとしても、なお推進する価値がある」と筆者は言う。傾聴すべき正論である。世間に「通説」として通用している言説に対して異議申し立てをすることには勇気が要る。まして、男女共同参画施策を進めることで出生率の低下に歯止めをかけるというのは政府のいわば「公式見解」であったのだから。それでも「おかしいと思ったことはおかしいと言う」のが学問的良心というものなのだと感銘を受けた。
このレビューは参考になりましたか?
34 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By モワノンプリュ VINE™ メンバー
形式:新書
 今や主流となった「働く女性を支援することで少子化ストップ!」という官民こぞっての言説に、統計の徹底的な読み直しによって疑問符を突きつける。それどころか、子育て支援は逆に少子化を促進する可能性さえあると主張する。
 しかしこの本は、批判だけに終わらない。「少子化ウンヌンにかかわりなく理想は理想として追求すべし」と喝を入れた上で、少子化の進行は都市化した社会では不可避なのだから、それを前提にした制度を構想しようと呼びかける。かつ、年金問題の検討など、みずからいくつかの可能性を提示する。この際、リベラリズムの立場から「望ましい生き方や人生設計」からの中立を強く要求する。当然ながら、結婚している人間や子供のいる人間への優遇策は批判される。
 いやァ、タイトルから気楽な読書を期待していたのだが、いい意味で裏切られた。語り口はくだけているが、新書らしからぬ統計データのオンパレード。内容はハード。でも、読みにくくはない。面倒な人は統計の説明を読み飛ばしてもいい(私はそうしました)。私としては、少子化対策の言説批判には納得するけど、赤川自身の構想に触れる後半部分では異論も多かった。統計データから離れて思考実験的な議論に踏み込む部分では、「子供を育てるシアワセな家族」への著者の敵意がヒシヒシと伝わってきた。でも、それはもちろんこの本のキズにはならないだろう。
 ところで山田昌弘は近著「希望格差社会」で、厚生労働省の少子化対策の施策は間違っていないが、戦力の逐次的投入になっていて効果が出ないという趣旨のことを述べているが、ぜひ赤川学との論戦を期待したい(赤川の勝ちが予想される)。もうひとつ、新聞・雑誌各誌紙の書評がこの本をどう取り上げるか、そもそもどの程度取り上げるか、非常に興味深い。投じられた一石は、ヘタをすると津波を起こす可能性もある。
 
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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By MM
形式:新書
少子化問題の原因を男女共同参画の遅れなどにあるとする学者の根拠を、統計学的な精査をもとに論破した書。

タイトルが過激で、少子化問題に猛反対しているかのように誤解されそうだが、読者の注目を引くための策であると思われ、内容は全くそのような話ではない(個人的にはこのタイトルは逆効果と感じる)。多くのデータを解析し、従来の説がいかにバイアスに基づいて構築されているかを糾弾している。解析結果やその解釈はきわめて筋が通っている。一般的に、通説を覆すためにはそれを凌駕するだけの客観的なデータ解析と、論理展開が必要であるが、この著者はいずれも十分に満たしており、主張に一貫性がある。

日本において、社会学者は、無責任な論理を主張しても罰せられることはない。しかし、彼らの意見によって莫大な国家予算が投じられ、場合によってはそれが無駄に終わる可能性がある。したがって、統計学に精通し、データを適切に解析、解釈し、その方法を明示しなければならない。従来少子化の原因を語ってきた学者にはこの点が欠けていることを本書は述べている。つまり、本書は学者としてのモラルについて語っている点で、『学者のウソ(掛谷英紀著)』と併読を勧める。

本書で述べられているように、著者自身は男女共同参画にむしろ賛成であるが、『共同参画する自由』と同時に、『共同参画しない自由』についても平等であるべきとする点はもっともである。

内容はきわめて秀逸で、個人的には星5つと思うが、(注釈を多くつけているがそれでも)統計的な記述が難しく、一般の読者に広く受け入れられるのは難しそうで、工夫がほしかった。統計に疎い読者には勧めづらい点で星4つが妥当と思う。
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投稿日: 9か月前 投稿者: Kotoba-ni-Chikarawo!
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投稿日: 15か月前 投稿者: サンビーム
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まず少子化をさして問題と見ない立場(著者は「多少問題である」と言っている)に私は共感する。それで本書を手に取ったが、まず少子化対策としての男女共同参画、具体的には... 続きを読む
投稿日: 2009/10/28 投稿者: Moral Minority
掛谷英紀『学者のウソ』(ソフトバンク新書)
掛谷英紀『学者のウソ』(ソフトバンク新書)のP56~72が本書『子どもが〜』のほぼ要約となっていますので、手早く済ませたい方にはそっちをお勧めします。
投稿日: 2009/8/25 投稿者: moomoos
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投稿日: 2008/6/19 投稿者: たこたこ屋
ちょっととっつきにくいが主張はまとも
統計の専門用語が頻出したりあちこちで引用文が紹介されたり、... 続きを読む
投稿日: 2007/4/22 投稿者: タカニシ
ご都合主義を斬る本
... 続きを読む
投稿日: 2007/3/15 投稿者: 比企 俊太郎
少子化対策は国家の滅びたくないイデオロギー
子どものいる家庭への財政支援、母親が働きながら子どもを育てられる環境の整備、女性就業率の増加による男女共同参画、夫の家事負担……今、政府や社会ではこうした流れを推... 続きを読む
投稿日: 2007/3/6 投稿者: おの
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